言わずもがな「体内時計を整える」ことは快眠するためにも重要です。
個人差はありますが、体内時計は平均24.2時間のリズムを刻んでいるといわれています。日々生じる社会時計との差を修正するのが、「規則的な生活」。特に重要なのは朝です。
快眠を促す朝の行動3つ
毎朝、定刻に起きる。 起床後は朝日を浴びる。 朝食をとる。なぜ朝日が必要なのか、わかりますか? 複数ある体内時計のなかでも、最も強力な親時計(中枢時計)が脳の中にあり、それをリセットするのが「光」なのです。
リセットには2500ルクス以上の光が必要だといわれていますが、太陽の光は晴天であれば10万ルクス以上、曇りの日でも5000~1万ルクスにも達しています。一方、室内の照度は明るくても1000ルクス程度です。
朝起きたら必ずカーテンを開け、脳の親時計に光を届けましょう。
30日間の「快眠トレーニング」をもっと見る
眠トレ! ―ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣 (単行本)
1,512円
「眠トレ!ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣」(三笠書房)
1万人の眠りを変えた快眠セラピストが教える、睡眠改善の画期的新メソッド(=眠トレ)。心地よく眠りにつくためには、体内時計や自律神経、体温、ホルモンなど、すべての準備が整っている必要があります。そのための「生活習慣」や「運動」「考え方」など、著者が20年以上にわたって研究を重ねてきた中で、誰でも実践できて本当に効果がある66の「眠トレ」を厳選して紹介します。
三橋美穂(みはし・みほ)
快眠セラピスト・睡眠環境プランナー。寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、とくに枕はその人の頭を触っただけで、どんな枕が合うかわかるほど精通している。日本語版を監訳した『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』(カール=ヨハン・エリーン、飛鳥新社)はシリーズ累計100万部を突破。NHK「あさイチ」など、テレビ番組の出演多数。