「バレエ筋肉貯金」がなくなりはじめ……
3歳から始めたというクラシックバレエ。11歳からはモデルの仕事もスタートした松島さんですが成長痛でひざを痛めてしまい、モデルに専念することに。
松島花さん :
当時は毎日バレエのレッスンをしていたので、バレエを辞めた当初は「バレエ筋肉貯金」があったんですけど、何もせずにいたらあっという間に筋肉が落ちてしまって。それに、バレリーナのボディラインと、モデルが求められるボディラインは違うものなんです。
だからジムに行き始めたのですが、やっぱり自己流では思い通りのボディラインが作れない。それでパーソナルトレーニングを始めました。
服を格好よく着こなし、靴も美しく履きこなす。それに見合うボディに仕上げるには、自分の悩みに合わせた筋トレメニューを行うのが一番なのだそう。
松島花さん :
私は週に2回、1回2時間のパーソナルトレーニングをしています。自己流で筋トレをしていた頃と比べると、格段にボディラインの仕上がりがよくなりました。トレーナーさんは少しの変化にも気づいてくれるので、「太ったりたるんだりしたところがあったら、はっきりと指摘してください」とお願いしています。
具体的に『ここをもっとこうしたい』と伝えて、それに見合うメニューでトレーニングをしているので、自分なりの理想のボディが作れるのだと思います。
パーソナルトレーニングの様子はときどき松島さんのインスタグラムでもご覧になれます。
この投稿をInstagramで見る松島花 さん(@hana_matsushima_official)がシェアした投稿 - 2019年 6月月27日午前4時55分PDT
この投稿をInstagramで見る松島花 さん(@hana_matsushima_official)がシェアした投稿 - 2019年 3月月7日午前3時48分PST
ヒップアップと二の腕を重点的に
家ではチューブを使った3種のトレーニングを朝晩、各200回ずつ。腹筋は30回×3セットという驚きのストイックぶり!
松島花さん :
筋トレは確かにつらいんですけど「ここからが効く!」というところからがんばるのが好きなんです(笑)。
最近、重点的にトレーニングしているのがお尻と二の腕。モデルのお仕事では海外のブランドの服を着ることも多く、お尻がキュッとあがっていないと格好よく着こなせないんです。ヒップアップにチューブトレーニングは効果的で、結構すぐに結果がでます。
二の腕は最近たるみが気になってきて、他の人は気づかないレベルかもしれませんが、自分では確実にわかります。写真で見るとなんとなく違うんですよね。毎日自分に向き合って、自分の変化に敏感になることは、モデルでなくても女性ならみんな、大切なことだと思っています。
「筋トレをしないと逆に疲れてしまう」
8年間トレーニングを続けて、「これで仕上がった! 筋トレ終わり」ということはないそうです。
松島花さん :
忙しくてトレーニングに行けないときもあるのですが、かえって体がかたまって疲れてしまうんです。ロケバスに座っていると体が硬くなって体勢がつらかったり。
トレーニングは「きれいなボディラインのために」という目的もありますが、体を動かしていたほうがむしろ疲れません。おまけに、トレーニング中の2時間は頭をからっぽにできるので、心もスッキリ。この先、筋トレをやめることはないと思います。
モデルじゃなくてもトレーニングはしていたと思う
一生筋トレ宣言! その理由は、20代前半など若い頃は見た目の美しさのためにトレーニングをしていたそうですが、まもなく30代を迎えるにあたり、別の理由があると言います。
松島花さん :
間もなく30代になりますが、たとえばモデルのお仕事で飛んだり跳ねたりすることもあるし、ハイヒールを履いてしっかり歩かなきゃいけないこともある。体幹や体力は絶対に必要で、若い頃に比べてどうしても衰えていくので、これからは美容に加えて体づくりのためにもトレーニングを続けたいと思っています。
その先40代になり、50代になっていくわけですが、筋肉は使わなければあっという間に落ちてしまうので、筋トレを辞めることはないと思います。
もしモデルという仕事をしていなくても、それは変わらないそうです。
松島花さん :
女性なら誰しも、お気に入りの服を素敵に着たいという気持ちありますよね。私もひとりの女性として同じ思いですし、いつまでも自分がベストな状態で服を着たいと思っています。
モデルであるないにかかわらず、「これが私のベストだ!」と思える体を作る努力は、無駄ではないと思うのです。理想的な自分を見てもらうのって、すごくうれしいことじゃありませんか。だから私にとってトレーニングは苦ではなく、楽しみともいえるんです。
食事でストレスは溜めない
トレーニングにストイックな松島さんですが、意外なことに、食事制限はほとんどしていないのだそう。
松島花さん :
甘いものも炭水化物も、しっかり食べています。もちろん、撮影の前などは節制することもありますが、基本的には食事は楽しむタイプです。お酒も好きなので、楽しい食事会のときなんて、結構飲みますね。
気を付けていることは食べる時間を遅くしない、食べ過ぎないくらいで、食べたカロリーはトレーニングで消費します」
「なかったことにしてくれる」筋トレだから、やめられないというのもわかります。
つらい筋トレはどうやって続ければいいか
たかが筋トレと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、松島さんにとって筋トレは自分を表現する手段かもしれない。そう感じました。ある意味では、その人の生き方を表すとも言えるのではないでしょうか。
松島花さん :
よくいわれることかもしれませんが、結局は自分がどうありたいかだと思います。ラクに生きるか、美しく生きるか。トレーニングは誰かに強制されるものではないので、自分がやっていて気持ちいいと感じたり、目標達成の達成感を得ることで、続けていけるのではないでしょうか。
幸いなことに、筋肉は必ず応えてくれるので、続ければ達成感は必ず得られます。あとはひとりでトレーニングをせず、最初だけでもパーソナルトレーナーに見てもらうのがおすすめです。自分にとって正しいトレーニングをしているか否かは、結果が大きく変わるからです。
そして、相性のいいトレーナーに出会えたら、どんどん理想の自分に変わっていくことができます。1回で決めずに何人かのトレーナーでトライアルしてみるのがいいと思いますよ。
まずは筋肉が応えてくれるまで続けてみる。そうすると、想像してないような世界が見えるかもしれません。筋トレをがんばって継続することで、見たことがない景色を見てみませんか?
松島 花(まつしま はな)/モデル・女優。
1989年8月5日生まれ。東京都出身。11歳からモデルとして活躍。女性誌やCMなどでもファッションモデルとして活躍中。公式instagram
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