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紫外線対策には何を食べるといい? 「食べるUVケア」で夏に向けた肌づくり

2019/07/24 20:30 投稿

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そろそろ梅雨明けも近づく頃。となると紫外線が気になってきますよね。

紫外線は肌のエイジングを加速させてしまうだけに、ケアは怠らずに行いたいもの。日傘や日焼け止めなど、いつも以上に意識的にUVケアをする人も多いでしょう。

でも一方で「サンダルを履いてきたのに足に日焼け止めを塗り忘れた」「一日中出歩いているのに日焼け止めを塗るヒマがない」など、こまめなケアができない場合もしばしば。

そこでおすすめしたいのが、食べるUVケア。曇り空からギラッと太陽が顔を出したときも、“第二の手”を打ってあれば、慌てずにすみますよ。

活性酸素、主なものは4種類

紫外線ケアがかかせない理由、それはご存知の通り、活性酸素が作られてしまうから。 シミやしわの原因のひとつといえる物質です。

そもそも活性酸素とは、呼吸によって体内に入った酸素が反応しやすい状態に形を変えたもの。種類はいろいろありますが、主なものでスーパーオキシド、過酸化水素、ヒドロキシラジカル、一重項酸素の4つ。

不安定であるがゆえに、細胞やタンパク質、脂肪など体内にあるさまざまなものと反応し、相手の性質を変えてしまいます。そして傷つけられた細胞は機能を低下させてしまうことに。

例えば、コラーゲンを作る細胞と反応すると、細胞が傷ついてしまい、コラーゲンを作る力が低下。肌のハリが失われてしまう、なんてことも……。

一重項酸素のダメージから肌を守るために

人間は酸素を使ってエネルギーを作っているため、活性酸素の害は避けられないことでもあります。また、人間の体もこうした状態を黙ってやり過ごしているわけはなく、ダメージを消す物質をみずから作り、対処していることも知っておきたいところです(ただ、これも年齢を重ねることで作られる量は減っていきますが……)。

紫外線と肌のトピックのなかでも注目したいのが、一重項酸素の存在。紫外線の刺激により、皮膚に作られる活性酸素の一種です。 ほかの活性酸素は、先に紹介したダメージを消す物質を体内で作り出すことができるのに対し、一重項酸素は物質を作ることができません。それだけに、一重項酸素のケアに関しては食事からのアプローチが頼りとなります。

陽射しが強いときは色の濃い夏野菜をたっぷりと

一重項酸素を消し去ってくれる成分としては、カロテノイド類が挙げられます。色素成分の一種で、β-カロテンやリコピン、ルテイン、アスタキサンチンなどがあります。ビタミンCやEと一緒に摂ることで、強烈な日差しから肌を守ってくれます。

これらはシソやホウレンソウ、パプリカ、赤ピーマン、とうもろこし、トマト、かぼちゃなど夏野菜に豊富。ビタミンCやEが豊富なのもうれしいところです。紫外線が強いときほど、色が濃い野菜を食卓にたっぷり登場させましょう。 カロテノイド類は油に溶けやすいので、調理時に油を使うと吸収率がアップ。サラダを食べるならオリーブオイルやエゴマ油をたっぷりと。

我が家でよく作るのがラタトゥイユ。冷蔵庫にある夏野菜をなんでも入れられるので便利なうえ、トマトに含まれるリコピンは、油と一緒に加熱するとさらに吸収率がアップするので、効率的にチャージすることができます。このほか、鮭やイクラにもアスタキサンチンがたっぷりです。

これらの食材は、毎日コツコツととるのも大切なこと。日焼け止めなどのお手入れと一緒に、食べるUVケアで、今年はワンランク上の紫外線対策、始めませんか?

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