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ボイストレーニングで小顔に!

このメソッドを教えてくれたのは、人気ボイストレーナーで音楽プロデューサーのミニー・P先生。マイロハス編集長の山岸も、先生のボイトレにはまっているひとりです

先日行われたMYLOHASのイベントより、「小顔になるミニー・P式ストレッチボイトレ」をご紹介します。

発声と小顔はどんな関係があるの?

そもそも、なぜボイストレーニング(以下ボイトレ)で小顔になるのでしょうか。日本人の多くは、日本語の発音の特徴から、口をあまり開けないで話しているのだそう。顔の筋肉をほとんど使わずに会話ができてしまうので、欧米人に比べて表情が乏しく、表現力や伝達力も弱くなってしまうのだそうです。

ミニー・P先生のメソッドは、全身を使ったストレッチボイトレ。姿勢を整え、顔の筋肉を総動員して行うボイトレなので、ストレッチ効果、血行促進効果が絶大! 究極の顔ヨガ&表情筋トレとも言えるのです。

これからご紹介する8つのステップを始める前に、まずはスマホで自分の顔を自撮りしておきましょう。そしてトレーニング終了後にもう一枚。ビフォーアフターを比べてみると、顔のたるみがシュッとしていたり、目がぱっちりしたり、頬が上がっていることに気づくはずです。

STEP 1:姿勢を整える

声は全身を楽器のように響かせて音を出すのが正解。体が曲がっていると、音が響き渡らないのです。

正しい姿勢は、背中から腰までが一直線になった状態。恥骨を上に向けるように、骨盤を立てるように意識して、背中から腰までを一直線に。上半身の力が抜け、腹筋が使えるようになります。体が硬い人は少し膝を曲げてもOK。

STEP2:耳を回す

耳を5本の指で覆うようにして、ぐるぐる回します。痛いところは重点的にほぐして。ここが凝っていると顔が動きにくく、口が開きにくい状態に。耳のまわりが硬くなっていると、大きな声が出せません。

STEP3:筋膜はがし

顔全体、首(前、横、後ろ)、肩、後頭部、頭頂部など、頭まわりの筋膜をはがします。筋肉をつかみ、骨から引きはがすような要領で、順番にはがしていきます。

顔まわり、頭まわりはストレスなどでコリ固まっている人が多いので、肩から上をやわらかくほぐすために、筋膜はがしを。

STEP4:目のマッサージ&セルフ目頭切開

目のまわりを360度マッサージ。

両手の人差し指で押しながら2周。

そして最後に目頭に人差し指を置き、ぐっと目頭を出すイメージで。

目のまわりや顔の筋肉でその人差し指を押す要領で動かします。これで目がバチっと開きます。

STEP5:口を縦にあける

日本人は、口をあまりあけないで話せる民族。口をアヒルのように突き出し、人差し指、中指、薬指が3本縦に入るくらいにあけます。口を横に開くと、喉に力が入ってしまうので、日ごろから縦に開けるように意識しましょう。「あ・い・う・え・お」どの音も、口を細長く縦にして発声してみましょう。

STEP6:肩甲骨を回しながら、「あ~え~い~お~う~」

首や肩甲骨が凝っていると、声のストッパーになってしまいます。ぐるぐる肩甲骨を回しながら、声を前に出していくイメージで、大きな声で「あ〜え〜い〜お〜う〜」と発声してみましょう。

これは、低音から高音まで半音ずつあげながら行うトレーニング。ミニー・Pさんのアプリ(iPhoneのみ)をダウンロードするとピアノの伴奏に合わせてトレーニングできます。声は出し慣れることも大事。血行も良くなります。

STEP7:お尻を締めて、肋骨を開いて「あーーーー」

まず、どれだけ声を出し続けられるかチェックしましょう。何もしない状態で「あーーー」と、息が続く限り声を出して、どのくらい伸ばせるかカウントしてみてください。

次に姿勢を正し肋骨に手をあて、前側・横側・後ろ側を広げるイメージで息を吸い、「すーーー」っと吐きます。

このあとに、

助骨を広げて息を吸う 肛門をギュッと閉める 「あーーーー」と声を出しカウントする

とやってみてください。最初の声よりも安定した声で長く出せるようになります。

STEP8:高音と低音を交互に出して声帯のストレッチ「あ~↓ あ~↑ あ~↓」

このトレーニングはたとえば、「あ~(ド)あ~(1オクターブ上のド)あ~(元のド)」という発声を半音ずつ限界まで上げていき、それ以上声がでなくなったら、次は半音ずつ下げていき、限界まで低い声を出すというものです。

2番目の「あ〜」(1オクターブ上のド)のときに手を上に上げると発声しやすくなります。

あ〜。

あ~。

あ〜。

これで終了です。さあ、スマホで自撮りをしてみましょう。最初の顔と比べると、目がぱっちりとして、顔がキュッとしまっていませんか?

今日はうまくできなくても、1週間後、1カ月後は誰でも必ずできるようになります。今まで多くの生徒さんを指導してきましたが、みなさんがどんどん顔が変わっていくのを見て、このトレーニングに自信が持てました。ぜひ続けてみて、変わっていく自分を実感してみてください」(ミニー・P先生)

ボイトレは、歌手になりたい人や声を使う職業の人たちだけのものではありません。正しく声を出せるようになると、筋肉やわらかくなり、血行もよくなり、若々しさがよみがえります。そして何より、自分に自信がもてるようになるのが最大の収穫かもしれません。

ミニー・P先生
音楽プロデューサー、作詞・作曲編曲家、ボイストレーナー。 音楽レーベル、音楽制作プロダクション、音楽スクールの株式会社ウイングスミュージック代表取締役社長。これまでにクリス・ハート、RIRI、AISHA、手嶌 葵など実力派アーティストに多数楽曲を提供し、同時に多くのアーティストのボーカルディレクションを担当。1995年に東京・代官山に「ウイングスミュージックスクール」をオープン。ボイストレーナー として自らも声の指導を行い、 独自のボイストレーニング法で多くの成果を挙げる。 自ら考案したアンチエイジングボイトレが好評を博し、多くのメジャー雑誌・ラジオ・テレビに多数とりあげられている。また『声を磨けば、人生が変わる』(集英社インターナショナル刊)が発売中。HPはこちら

撮影/室園 淳

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