心の病と闘っているスター、実は多いんです。

パニック障害、恐怖症、強迫性障害(OCD)、社会不安障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)といった病は、すべて不安障害という大きなくくりに含まれます。

不安障害と共に生きると言っても、その意味するところはさまざま。睡眠障害、逃避、疲れ、痛みなど、症状は人によって異なるもの。

華やかなイメージのセレブにも不安障害と闘っている人は大勢います。彼・彼女達がどうやって心の病との向きあい続けているのか、みていきましょう。

アリアナ・グランデ、ハリー王子ら10名は、こちらの記事で。

1. レディー・ガガ

メンタルヘルスに対する汚名を払拭しようと精力的に活動するレディー・ガガ。歌手、女優として活躍する33歳の彼女は多くの人に希望を与えたいと、自身のうつ病、不安障害、PTSDの苦しみを率直に打ち明けています

ずっとうつ病と不安障害に苦しんできたの。今も毎日闘ってるわ」と2015年に『ビルボード』誌に話しています。

絶望を感じるのは人間として当然のことだって、子どもたちに知ってもらいたい。私たちはそういう風に生まれついてるんだから」

2. ヒュー・グラント

演技の話となると自分に厳しいヒュー・グラントですが、その結果「突然パニック発作に襲われる」と『エンターテインメント・ウィークリー』誌で吐露しています。

「とても簡単でシンプルなシーンで、すべてがトントン拍子に進んでいるときに、いきなりしびれを感じてセリフが飛ぶんだよ。監督に“アクション”と言わないでくれとお願いしたこともある。その言葉に恐怖を感じて発作が起きてしまうんだ」

こうした症状との闘いが原因で5年ほど俳優業を休んでいたヒューですが、2016年に映画『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』で主演を演じ復帰しました。「すばらしい台本」とメリル・ストリープのサポートがあったおかげだと話しています。

3. ジェニファー・ロペス

何もかも順調に見える歌手ジェニファー・ロペスですが、完璧とはほど遠い人生を歩んできたと話します。

特に過去の人間関係については、うまくいかないことが多かったよう。7年間共に過ごしたマーク・アンソニーとの生活が離婚に終わることに気づいた瞬間、撮影中にパニック発作が起こり、別れることを決意したと言います。

「撮影準備中に、心臓が飛び出るほどドキドキしてきて、息ができないと思った。不安でいっぱいになったの」と自叙伝『True Love』に書いています。

当時は自分が「どうかしちゃいそう」と思ったそうですが、その後回復し、今はフィアンセのアレックス・ロドリゲスと健全な関係を築いています。

4. レオナルド・ディカプリオ

レオナルド・ディカプリオの場合、ちょっとしたことで不安を感じることがあるそう。「本当にくだらないことなんだ。心配する必要なんてまったくないのに気になってしまう」と2010年に『Rolling Stone』誌に答えています。

「曖昧な不安が頭の中でデータベースのように蓄積されて、バカみたいだよ。僕はきちんとした生活を送るようにしていて、自分のやっていることに対していろいろ考えを巡らせるんだ。そうするとだんだんお腹がおかしくなってきて……。ぼーっと座って、どうでもいいことを心配してしまうんだ。日々、何度も立ち止まって“そんなの無駄だ”って、自分に言い聞かせないといけない」

5. リリ・ラインハルト

ドラマ『リバーデイル』でベティ・クーパー役を演じる前、10代の頃のリリ・ラインハルトは女優志望で、小さな役をこなしていました。

収入は少なく、仕事やオーディションに追われる毎日は人生で「一番しんどかった時期」で、頻繁にパニック発作が起きていた、と2017年に雑誌『W』で話しています。

「不安障害の症状がひどくて、何度も仕事を辞めざるを得なかった。精神的につらくて働けなかった」とリリ。

自分の「世界が壊れていく」のに気づいたとき、メンタルヘルスをケアしなければと思い立ち、セラピストの治療を受け始めたんだとか。セラピストのサポートによって病と向き合うことができたそうです。

6. アデル

圧巻のパフォーマンスを披露するアデルでも、不安に駆られることがあるそう。不安が大きすぎて、もうツアーはやめようと思ったことさえあるとのこと。

不安による発作が起きたり、ステージ上で何度もパニックに陥ったわ。もう絶対にできないと思い込み、心臓が爆発しそうになるときもある」と31歳の歌手アデルは言います。

あるとき、ヒステリックに泣きわめく自分に、「サーシャ・フィアース(ビヨンセの“分身”)だったらどうするか」と自問自答したら気持ちが楽になったそう。

それ以降、何かあるとこの疑問を自分にぶつけて、ステージ上での自信を取り戻し、自身「最大の成果」となったワールドツアーを成し遂げました。

7. ゼイン・マリク

ワン・ダイレクションの元メンバー、ゼイン・マリクがソロステージの出演をキャンセルするようになったとき、関係者から体調不良だと発表したらいいと提案されたそうですが、ゼインは事実を隠し続けることは嫌だと断ったそう。

ゼインは自伝本のなかでこう書いています。「ワン・ダイレクションにいた頃から不安障害の症状は大きかったけど、バンドに守られていたからなんとかやり過ごせた。ソロ活動ではそれまで以上に無防備になった気がして、精神的なストレスからパフォーマンスができなくなったんだ」

ゼインはファンからの声援にすごく励まされたと言います。「この状況下で、いいこともあった」と感じられるようになったそう。

8. サラ・シルバーマン

サラ・シルバーマンは『Glamour』誌で、13歳の頃からうつ病と闘ってきたと明かしています。その後すぐにパニック障害にも陥ったと言います。

「クラスのお調子者だったんだけど、それ以降お気楽に人生を考えることができなくなってしまった。友達に会うのもつらくて、何か月も学校を休んだわ。その頃からパニック発作が起こるようになったの」とサラ。

「ロサンゼルスでは”パニック発作”という言葉を何気なく使うけど、それが何かを本当にわかっている人は少ないと思う。ひと呼吸ひと呼吸が苦しくて、死にそうなの。本当に死にかけている状態。ものすごく怖いわ」

48歳のコメディアンは、セラピストの治療と薬が命を救ってくれたと話します。

9. レナ・ダナム

レナ・ダナムは、体と心の健康のためエクササイズを率先して行っているそう

「不安障害、OCD、うつ病に悩んでいる方へ。他人からエクササイズしろと言われるとイライラするのはすごくわかる。私も16年間薬での治療を続けて、やっと周りの意見が聞けるようになったの」とドラマ『GIRLS/ガールズ』の主演女優は、Instagramに投稿しています。「耳を傾けてよかったわ。お尻のためじゃなく、脳のためにね」

また、不安障害はほかの病気と同じように考えるべきと強調しました。「若い頃の自分に、先生に助けを求めることや、落ち着かない気持ちを友達に伝えることは、まったく恥ずかしいことじゃないと伝えたい。倒れたり、足をすりむくのと同じことなんだって教えてあげたいわ」とFacebookの動画で思いを伝えています。

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Alisa Hrustic/27 Celebrities Open Up About Living With Anxiety and Panic Attacks/Seina Ozawa(翻訳)

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