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スターだってつらいのよ。不安障害やパニック発作を持つ10人のセレブ

2019/06/24 23:00 投稿

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スターだって、悩んでるんです。

不安障害と共に生きると言っても、その意味するところはさまざま。睡眠障害、逃避、疲れ、痛みなど、症状は人によって異なるもの。

パニック障害、恐怖症、強迫性障害(OCD)、社会不安障害、心的外傷後ストレス障害(PTSD)といった病は、すべて不安障害という大きなくくりに含まれます。

多くの人は自分の不安を打ち明けることに引け目を感じてしまいますが、だからこそ、有名セレブが自身のメンタルヘルスの悩みを打ち明けることは、大きな意味を持つのでは。勇気を持って自分の苦悶を告白し、人々に影響を与えたセレブたちをご紹介しましょう。

1. アリアナ・グランデ

2017年5月、アリアナ・グランデが公演を行ったイギリスマンチェスターのコンサート会場で、自爆テロ事件が発生しました。あの日以降すべてが変わってしまった、と25歳の歌手アリアナは語ります。

「家に戻ってから、本当に激しい目まいの発作が何度もあったわ。まるで息ができないような感じなの。」と『ELLE』誌に話しています。

「いい気分で調子もよく、ハッピーなときでも、突然やってくるのよ。不安感ならいつもあったけど、身体に現れたことはなかったのに。まる2〜3か月間、めちゃくちゃな気分だったわ」

アリアナが不安障害やPTSDについて打ち明けたのは最近ですが、この10年間ずっと治療を続けてきたそうです。

2. セレーナ・ゴメス

Instagramで最もフォローされている著名人のひとりセレーナ・ゴメスですが、ソーシャルメディアで注目されたことによりメンタルヘルス不調をきたしたと明かしています。

でも、プレッシャーはそれだけではありませんでした。「ツアーは私にとって本当に心細い場所」と2017年に『ヴォーグ』誌で語っています。

自尊心が傷ついて、気持ちが沈み、不安だった。ステージに上がる直前やステージが終わった直後に、パニック発作を起こすようになったの」

パニック障害の後には、ループス(全身性エリテマトーデス)を発症し、腎臓移植を受けた26歳のセレーナ。弁証法的行動療法(DBT:dialectical behavior therapy)治療を受け始め、「人生が完全に変わった」と言います。

3. ライアン・レイノルズ

「僕は不安障害を抱えている。これまでずっとだ」と2018年5月に『ニューヨークタイムズ』紙に話したライアン・レイノルズ。

軽度の“これが心配だな”くらいの時もあれば、深い闇の底に落ちてしまうこともある。そういうときは最悪だ」

子どもの頃、厳しい父親の元で育った影響が大人になるまで残ってしまったのかもしれない、とデッドプールを演じたライアンは語ります。

「父は誰にでも厳しかった。自分自身にも。恐らくその頃から不安障害が始まったんだと思う。自分自身をコントロールすることで、他人をコントロールする方法を見つけようとしてた

4. ハリー王子

イギリスのロイヤルファミリーはメンタルヘルスへの偏見を払拭しようと、それぞれ自身の悩みを率直に打ち明けてきました。

ハリー王子はあるインタビューで、母親の死後、何度もパニック発作に襲われたことを告白しています。「僕の場合、人がたくさん集まった部屋に出入りすることが多かったんですが、毎回汗が吹き出て、心臓が洗濯機みたいに大きな音でバクバク鳴っていました」と説明します。

アフガニスタンでの任務を終えた28歳のときにやっと、専門家の助けが必要なんだと気づいたそうです。

5. エマ・ストーン

『ELLE』誌でジェニファー・ローレンスからインタビューを受けたエマ・ストーンは、7歳の頃から不安障害に悩まされていたと明かしました。

「その頃からパニック発作が起こるようになったんだけど、そのことは広く打ち明けてきたわ。神経回路はその人自身の一部だと思うの。私の母は、私は体の外に神経を持って生まれたんだってよく言ってたわ」と話すエマ。

周囲に隠さず話すことは怖かったものの、セラピーや薬によって「とても癒された」そう。エマは、不安障害は「私の一部だけど、私そのものではない」と強く主張します。

6. マイケル・フェルプス

オリンピック金メダリストのマイケル・フェルプスは2018年、不安障害やうつ病を患い、自殺まで考えたことがあると告白しました。自分の命を絶たなくて「本当によかった」とCNNに答えています。

マイケルは現在、必要な助けをきちんと求めるよう人々に呼びかけています。「キャリアを通して、さまざまな場面でうつや不安障害に苦しみました。必要な助けを求めるのがすごく難しかった」とセラピーアプリTalkspaceと提携した際に述べています。

「心を開いて自分の抱える問題を打ち明けていくうちに、弱さではなく強さを感じるようになれたんだ

7. セルマ・ブレア

セルマ・ブレアは2018年10月に多発性硬化症(脳や脊髄の慢性炎症性疾患)と診断されました。歩行困難、発音障害、痛みなどの症状だけでなく、精神的にも影響を受けたと言います。

「神経変性脳疾患に関する真実。この病は苦しいもの」とInstagramに投稿したセルマ。「ときに不安の嵐に襲われて手に負えなくなる。外に出て社交的に過ごすと大きな犠牲が伴う。脳が燃えている状態よ」

セルマはこの病気をより多くの人に知ってもらいたいと、今も自身の苦悩を率直に打ち明けています。

8. ジーナ・ロドリゲス

34歳のジーナ・ロドリゲスは2017年、写真家の友人による「Ten Second Portraits」プロジェクトで撮影したノーメイク動画を、自身のInstagramに投稿しました。ドラマ『ジェーン・ザ・ヴァージン』の主演女優ジーナは、その投稿で次のように語っています。

「私は不安障害を患っています。この動画を見ると自分の不安がよくわかるけど、その気持ちに共感できる。不安を抱えることは特別なことでもおかしなことでもない。私は負けない。この動画を見るのは心地いいとは言えないけど、好きよ。自由な気持ちになれて、自分を受け入れることもできる気がしてくるの」

9. ミッシー・エリオット

グラミー賞受賞ラッパーのミッシー・エリオットはステージ上では自信に満ちあふれていますが、子どもの頃から不安症と闘ってきたんだそう。

「威勢のいい子どもで、いつもヘアブラシを持ちながらポーチに座って、歌やラップを口ずさんでたわ」と『ビルボード』誌のインタビューで話しています。

年を取るにつれ、だんだんと内気になっていった。周りの人が私のことをバカにしたり批難してるかもしれないと気づいたの」実は、2015年にゲスト出演したスーパーボウルのハーフタイムショーの直前、ひどいパニック発作が起きてしまったそう。

「腕に静脈注射を打ったりして大変だった」とそのときの様子を思い出しながら語るミッシー。「誰にも知られることはなかった」んだそう。

10. クリス・エヴァンス

『キャプテン・アメリカ』の主人公を演じたクリス・エヴァンスですが、最初はオファーを断ったんだとか。

これをきっかけに人生が変わってしまうんではないかと怖くなったそう。2017年のインタビューでは、「もがき苦しむことはあるよ。報道のことなど心配事はいろいろある」と明かしています。

でも、キャプテン・アメリカ役を引き受けたことで不安を乗り越えることができ、「一番怖いと感じることこそ、やるべきなんじゃないか」と思うようになったと言います。

彼の対処法は何かって?脳に落ち着けと伝えることなんだそう。

「“シーッ”となだめることが僕には大きな意味があった。誰でも脳の中はごちゃごちゃしてる。その騒音に誘われ耳を傾けてしまい、それが自分自身なんだと思い込んでしまうことが、苦しみの根源なんだ」

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Alisa Hrustic/27 Celebrities Open Up About Living With Anxiety and Panic Attacks/Seina Ozawa(翻訳)

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