今月は片頭痛のお話です。私は子どもの頃、背丈が小さくてひょろひょろとしていたのですが、体は意外に丈夫でほとんど大きな病気をすることもなく過ごしてきました。

けれどその代わり、幼い頃から原因不明の慢性関節炎持ちで、普段の生活には支障ない程度なのですが時々夜になると足が痛くなって眠れず困ったものです。

子どもの頃は成長痛だろうと言われていたのですが、大人になってもそれは相変わらずで、病院で検査などをしてもはっきりとした原因は分からずじまいでした。けれど私の妹達も同じなのでどうやら遺伝的なもののようです。

一日寝込んでいたいくらい辛い頭痛も

その関節炎が30代半ばから段々と落ち着いてきたのでほっとしていたのですが、それと入れ替わりに頭痛が出るようになったのでした。

妊娠中の時だけはピタリと関節炎と頭痛が止まったので、どうやらホルモンのバランスも関係しているように思います。

当時は、朝までレコーディングをして長時間起きていたり、かと思うと撮影で朝の6時に出かけてその晩は遅くまで執筆したりと、仕事柄、生活が不規則になりがちでした。

まずはそれが問題だと思い、睡眠時間に気を付けたりヨガや水泳をして体を整えるように心がけるようにすると、頭痛の頻度は減ってきました

それでも時々、一日寝込んでいたいくらい辛い日があっていまだ試行錯誤しています。

漢方に精油……頭痛になった時の対処法

普段の生活で頭痛が出た時の私の対処法としては、辛いときには漢方薬の五苓散(ごれいさん)と呉茱萸湯(ごしゅゆとう)をとっています。また、なり始めの時に効くなと感じるのはペパーミントの精油です。

ペパーミントはガムなどにも使われるので、頭痛のような深刻なものには効かなそうだと思っていたのですが、意外にも私は効果を感じました。

ペパーミントの精油を少しこめかみに付けてマッサージしたり、ペパーミントとスパイクラベンダーとゼラニウムをブレンドしたオイルを冷凍庫で冷やしたアイマスクに垂らして目もとに当てたり、ミントティーを飲んだりします。

でも冷やすと悪くなることもあって、そういう時は、ブレンドした精油を入れたお風呂に入って体を温め、ヘッドマッサージをすると楽になることも。

頭痛とともに肩や首、目の奥が痛むことも多いので、私は肩と首の裏にアルニカのジェルや「Amish Origins」というブランドの軟膏を塗ることもあります。

お酒を飲むときは「メスカル」を少しだけ

頭痛にも何種類かあってそれぞれ対処法が違うようですが、私の場合は片頭痛と緊張性が混ざっているような……その時々によって変わっている感じがしますが、はっきり分かりません。

食べ物は、片頭痛によくないと言われているチョコレートやチーズ、ナッツは大丈夫ですが、オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系はどうやら私には合っていないようです。本当は大好きなので残念……。

普段、家ではお酒は全く飲まないのですが、時々外出先で飲んだりすると量は少なくても後悔するほど頭痛になることがあるので、本当に特別の日だけにしています。

お酒はどうやら種類にもよるようで、私の場合、例えばワインはダメだけれど純米酒は大丈夫なことが多かったり、メスカルというテキーラに似たお酒に限っては、なんと頭痛が止まったことがあるのです。

大好きな友人がツアー中にNYに来ていて、皆でお土産のメスカルで乾杯をすることになったので、実はまさに片頭痛中だったのですが覚悟を決めて飲んだら、なんと私の場合は逆に具合がよくなって驚きました。

なのでそれ以来、お付き合いなどでお酒を飲む機会にはメスカルを少し飲むことが多いです。

色々と試していますが、でもいちばん効果的なのはやはり規則正しい生活と適度に体を動かすことでしょうか。そしてPCでソファーに固まっている時間を減らすこと

今年の夏は、自然豊かな場所でたくさん体を動かしたいと思っています。

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