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たくさん水を飲んでも、のどの渇きが癒えない。そんなとき、ほとんどの場合、理由は明らか。水を飲み足りていないのです。

しかし、異常なほどに水が欲してしまうときは、何か問題があるかもしれません。

ふだんどおりに水を飲んでいても、なお脱水症状があるなら、ひどいのどの渇きにつながる病気が潜んでいるかもしれません。医師に確認してもらうとよい、女性特有ののどの渇きの原因を紹介します。

糖尿病、慢性のストレスなど、前編6つはこちらの記事で。

1. 月経

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月経期間中に水が飲みたくなるのは、全く普通のこと。

エストロゲンとプロゲステロンは、いずれも身体の水分量を増やしたり、減らしたりします。特に月経がひどいときには、出血量が増えます。この結果として、のどが渇いてくるのです」と、ペンシルベニア州にあるUPMC(ピッツバーグ大学メディカルセンター)ノースハンティンドン外来診療医ヒーサー・ローゼン医師(メディカル・ディレクター)。

月経前症候群(PMS)にあるときには、水のボトルを。

2. 甲状腺の問題

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甲状腺(首の下の方にあるチョウチョの形をした分泌腺)には、食欲、新陳代謝、体温など、生命活動の機能を調整する「甲状腺ホルモン」を分泌する働きがあります。

「女性は甲状腺に問題が起こりやすいのです」と、ホールセンター(カリフォルニア州サンタモニカ)創設者でメディカルディレクターのプルーデンス・ホール医師。事実、推定2000万人のアメリカ人が何らかの形の甲状腺疾患にかかっているといいます。

甲状腺ホルモンが多すぎたり、少なすぎたりすると、月経異常、不安、身体のほてり、ドライマウスなど、さまざまな不定愁訴が現れることがあり、この症状がのどの渇きにつながるのです。

さらに、アメリカ国立糖尿病・消化器病・腎臓病研究所(NIDDK)によると、甲状腺機能低下症になると、のどの渇きを引き起こす別の病気にもなりやすいといいます。1型糖尿病、シェーグレン症候群、ビタミンB12欠乏による貧血などの病気です。

3. 妊娠

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妊娠のサインにはいろいろありますが、のどの渇きもそのひとつです。「血液の量は、妊娠初期(3か月)に増えてきます。このために腎臓で多くの尿が作られて、膀胱をいっぱいにするのです」と説明するのはメイヨークリニック。

そうして頻繁にトイレに駆け込むことに。妊娠に伴う吐き気とつわりも、水分を欲してしまう原因になるのです。

4. 過度の出血

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重い月経や消化管の出血性潰瘍などのために、失血が続いたり、突然失血したりすると、水分を補おうとしてのどの渇きが強まることがあります

「貧血のよくある原因のひとつが出血過多。赤血球を新たに作り出すよりも早く、血液を失ってしまう状態です」と、ローゼン医師は説明します。

貧血があるかどうかは、身体検査と血液検査によって診断できます。治療法は診断内容によって異なります。

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