NYにも春が到来
NYも長い冬がやっと終わり、寒さが和らいで本格的な春がやってきました。日差しが眩しく少し暑いほどだったので、久し振りに麦わら帽子を被って近所のコミュニティーガーデンに行くと、大きな桜の樹の下でさっそく日向ぼっこをして、お茶を片手にくつろいでいる姿を見かけました。
その後、友人と出かけたランチも、今年初の裏庭のテーブル席へ。暖かい日差しの中でゆっくりおいしいご飯が頂けるなんて本当に至福です。
いつもそんな時に思うのは、こんなに気持ちいいなら日焼けしてシワがもいいかなぁ……と。日焼け止めは一応一年中するようにはしているのですが、冬の寒い日が続くと紫外線のことなんてすっかり忘れてしまいます。いやいや気を付けないと、と思い直す今日この頃です。
抗酸化対策と自家製のブロッコリースプラウト
友人とそんなおしゃべりをしていて、身体の酸化の話になりました。
私達の身体は歳を重ねるごとに老化していきますが、それは鉄などの金属が錆びるのと同じように、細胞が活性酸素によって酸化するのが原因のひとつなのだそうです。
でも、日々の生活習慣や食事などに気を付けることで、体の酸化を防ぐことも出来ると言われています。
日光に当たることは体内時計を保ったり、骨を丈夫にしたり、精神的な安定にも効果があると言われるので大切だと思うのですが、紫外線はやはり肌や眼にはよくないですよね。そのバランスは難しいところですが、やはり食事や日焼けに気をつけて、上手く太陽と付き合っていきたいです。
ところで、タバコやアルコールなどが体によくないのは言わずもがなですが、意外なのは、激しい運動も体の酸化のことを考えるとあまりよくないのだそう。でも逆にウォーキングなどの軽いものは体の酸化を押さえてくれるというので、運動が苦手で家事やヨガ派の私には嬉しいポイントです。
食材には様々な栄養が含まれていますが、例えばキウイやイチゴ、トマトなどに多く含まれるビタミンCやナッツ類、大豆などに多いビタミンEなどは抗酸化作用があるようです。
その他にもぶどうやブルーベリー、リンゴ、ココアに含まれるポリフェノールや、緑茶のカテキン、ニンジン、カボチャ、ピーマンなど緑黄色野菜のβカロチン、トマトやスイカなどのリコピン、豆類やタマネギ、シソ、コリアンダーなどに含まれるフラボノイドなど。
どれもおいしいので、特別意識しなくても、普段よく食べているものばかりだと思いますが、 私がその中で皆さんにおすすめしたいのは、ブロッコリースプラウトです。ブロッコリーもよいのですが、生で食べるより火を通したほうがおいしいのと、スプラウトのほうが普通のブロッコリーよりも栄養が何倍も豊富だからです。
私はよく、サラダにいれたり、みじん切りにして納豆に混ぜたりなどしています。自宅で栽培するのも実は簡単で新鮮なものが食べられるので、おすすめです!
水を入れた空き瓶にブロッコリーの種を入れてしばらく浸水し、それから瓶の口をガーゼでカバーしてから逆さにし、よく水をきってから瓶を逆さのまま斜めに置く、というのを1日2回、約5日ほど続けると発芽して食べられるようになります。
先日は、娘から夕ご飯に手巻き寿司を作ってとリクエストがきたので、野菜の具がたくさんのお寿司を作りました。すし飯は、昆布を入れて炊いた玄米と、白砂糖の代わりにデーツシュガー&メープルシロップを入れたすし酢で作ります。
NYでも手に入りやすいサーモンやイワシのお刺身は、白米でなくても、サラダのように生野菜と玄米の組み合わせにぴったり合うのでおすすめです。
少し前までは、あまり生野菜を食べる気にならず、火を通したものが多かったのに、暖かくなってくると自然に生野菜が食べたくなってくるのが不思議です。体は分かっているんだなぁと自分の事ながら感心してしまいます。
そういえば、長寿国である日本やスイス、スペインなども、野菜と米、魚を沢山食べる国で何だか納得だね~と友人と話したのですが、和食の知恵は本当に素晴らしいなと思います。
これからどんどん暖かくなりイベントが増えていく季節ですが、そんな知恵を生活に取り入れて、毎日を楽しんでいきたいなと思っています!