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離婚に踏み切っていい、パートナーの行動5つ

2019/03/27 07:30 投稿

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離婚を考えること、イコール、失敗や諦めと感じる人も多いかもしれません。

それは本当に簡単な決断ではありません。子どもや経済的な問題が絡む場合は、特にそうです。しかし、一緒にいるのがハッピーでないなら、離婚が頭をかすめるのは自然なこと。

「私の考えでは、離婚とは、苦痛から逃れたい場合に考えること。しかし、離婚という選択だけが正しくて、唯一の選択というわけではありません」と説明するのは、テキサス州オースチンにあるセンター・フォー・リレイションシップス(Center for Relationships)の創設者である、パグデビ・メニーさん(エグゼクティブディレクターで、臨床心理学博士)です。

アメリカ心理学会によると、アメリカでは結婚したカップルの40〜50%が離婚に至っており、その率は、再婚においてはさらに高まります。これには理由があり、現在のパートナーよりもよい人を見つけられるのではと考えるためです。しかし、実際それが成功するのは、レアな話です。

離婚に踏み切る前に大事なことは?

image via shutterstock

もし離婚を検討している場合、大事なのは、まずあなたのゴールがどこにあるのかを決めること。「離婚を考える以前に、自分自身についてやるべきことがあるという場合もよくあります」と指摘するのは、心理学者で、博士のジェニス・ヴィルハウワーさん。

お互いの関係から得ようとしていることが非現実的であるケースも多いのです。セラピーに取り組んでみると、ゴールを満たすのに、パートナーとの関係性は無縁とわかることもあります」

実際、個人でもカップルでもセラピーを受けると、直面している問題の解決、克服するための具体的な方法を知ることにもつながるはず。ただ難しいのは、そうした問題が数週間や数か月、もしくは数年に続いていた場合に、修復がどんどん難しくなっていくことです。

そしてもしカップルセラピーに行く場合も、互いが辛抱強くセラピーに取り組む姿勢を持っていることが大切です。

「夫婦関係を終わらせる決断をしてしまう前に、少なくとも3か月間はカウンセリングを受けることをおすすめします」と、カップルカウンセラーのサマンサ・バーンズさんは話します。

でも、カップルによっては、カウンセリングをもってしても離婚を防げないこともあります。いくつかの破たんしてしまう要因とグレーゾーンの要因があるのです。ここでは、「結婚を永遠に終わらせる潮時であるかも」と示すサインをご紹介します。

1. パートナーが依存症を治そうとしない

薬物でもギャンブルでも、パートナーが依存症に陥っていて、とりわけ助けを拒んでいるような場合は、かなり深刻な問題になります。

「アルコールもしくはドラッグの依存症のあるパートナーがいて、しかも、その状態から抜けることができるよう最善を尽くしてダメならば、もう一緒に戦うつもりはないと言ってもいいかもしれません」と、メニーさんは話します。

さらに、依存症を克服するためには、多くの時間などをつぎ込まなければなりません。

「依存症の人が問題となる状態から抜けるためには、自分自身で途方もない努力しなければならず、他人ではどうしようもない部分があります。自らのために、自分自身が努力する必要があるのです」(ヴィルハウワーさん)

ですから、依存症の治療を受けさせようとしても、パートナー自身が努力しないなら、それは結婚生活がもはや健全になることはないと示すサインです。

2. パートナーがあなたや子どもを虐待する

これは重大な破たん要因です。肉体的、性的、または異常に感情的な虐待をしてくる場合、結婚生活を続けることは現実的に難しくなってきます。子どもが虐待されている場合も同様です。

依存症と同じく、虐待するパートナーは自分自身で努力する必要があります。ヴィルハウワーさんは、「私の考えでは、どんな種類の虐待であろうとパートナーと離れるべき。というのは、虐待している側、場合によっては被害を受けている側も、一緒にいるとできないようなカウンセリングなどに取り組む必要があるからです」と話します。

「アンガーマネジメントに関連したカウンセリングなどに取り組んでいる間は、虐待してくるパートナーと一緒にいない方が安全だと考えています」と、ヴィルハウワーさんは言います。

3. パートナーが浮気しており、浮気相手と一緒になりたいと考えている

セラピーを受けているカップルなどで、浮気への対応が必要になることもよくあります。パートナーが浮気相手と別れようとしなかったり、会わないようするつもりもなかったりする場合は、離婚すべきタイミングを示す明確なサインとなりえます。

浮気は解決することができます。ただし、当事者は関係を終わらせなければなりませんし、再び接触することもあってはなりません」と、カリフォルニア州ミルバレーの臨床心理学者、博士のメラニー・グリーンバーグさんは強調します。

不幸にも、浮気が離婚の理由になるのはよくあること。「調査が示すのは、女性が離婚するトップの原因はパートナーの不倫という事実です」と、トロント大学関係心理学教授、博士のマリアナ・ボカロワさんは説明します。

さらに、浮気問題への対応を希望しない人もいます。パートナーがそういう考えである場合には、離婚は決定的になってきます。

「カップルによっては、不倫のような信頼の崩壊こそが、心の修復を不可能として、離婚の理由になってくるのです」と、ボカロワさんは指摘します。

4. コミュニケーションがなくなる

何度も聞いているに違いありませんが、コミュニケーションは本当に鍵になります。幸いなことに、この問題であれば、専門家によるセラピーによって解決できる可能性があります。

「セラピーを受けることで、カップルは抱える問題を整理でき、さらに、効果的なコミュニケーションのスキルを学び、心を通じ合わせることが可能になることもあります」と、ボカロワさんは説明します。

しかしグリーンバーグさんによると、パートナーがセラピーを拒否したり、相変わらずコミュニケーションを取ろうとしなかったりする場合は、離婚に至ることもあります。生活の質が悪化するようなときには、なおさら離婚の可能性が高まるのです。

5. パートナーのおかげで経済的に不自由する

パートナーがお金で自分を支配しようとしてきたり、お互いの生活基盤について明かしてくれなかったりする場合、それは金銭的な虐待と言え、離婚の潮時を示すサインとなります。

「虐待してくる側は支配し続けようとし、情報や金銭的自由を許そうとしません」と、グリーンバーグさんは説明します。

しかしパートナーに経済的に依存していたり、子どもがいたりする場合は難しい問題。パートナーが支配を続けたり、助けてくれなかったりしても我慢しようと思うかもしれません。

「しばらく我慢する人もいますが、結局、満足できる関係にはつながらないものです」と、グリーンバーグさんは話します。

次回の『Prevention』記事に続きます。

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訳/STELLA MEDIX Ltd.

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