一息20秒ほどの深呼吸をすることで、
脳に「休んでいいんだぞ」という
指令を送る
(東邦大学医学部麓らの研究)
日々の習慣として、神経を整えられるのが「深呼吸」です。東邦大学医学部麓らの研究では、被験者に1分間に3~4回のペースで深呼吸をしてもらったところ、リラックスしていることを示すα波が増加し、感情を司る大脳皮質の活動が弱まる兆候が見られました。
つまり、深呼吸をしたことでリラックスモードになったのです。
深呼吸の仕方は、ゆっくり息を吸って、できるだけゆっくり、20秒くらいかけて吐いてみます。空気を全部出し切るイメージです。
忙しいときは、脳がパニックを起こし、ずっとギアが入ったような状態に。そんなとき、「今は休んでいいときだ! 」と強制的に脳に伝えるために、深呼吸はうってつけのアクションです。
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明治大学教授 堀田秀吾
言語学博士。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学修士課程修了。言語とコミュニケーションをテーマに、言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな学問分野を融合した研究を展開。専門は司法におけるコミュニケーション分析。