20~30分のマイクロスリープで
能力が睡眠前よりも34%向上する
(NASA・ローズカインドらの研究)
昼間に眠気に襲われ、瞬間的に意識が飛び「カクン」となったことがありませんか。あれは「瞬間睡眠」あるいは「マイクロスリープ」と呼ばれ、人間の脳にとってとても重要だとわかってきました。
言語、記憶、思考などを司る「大脳皮質」が疲れてくると眠くなるという状態になります。そこで、瞬間的に眠らせて、脳を休ませようという作用が、あの「カクン」の正体です。オーバーヒートしかけている脳をクールダウンさせているのです。
NASAのローズカインドらの研究によると、パイロットたちにコックピットで平均26分間の仮眠をとらせたところ、彼らの能力が睡眠前に比べ、34%も向上したといいます。
効率を上げたいときは、机に突っ伏して20~30分の昼寝をしてみては。
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明治大学教授 堀田秀吾
言語学博士。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学修士課程修了。言語とコミュニケーションをテーマに、言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな学問分野を融合した研究を展開。専門は司法におけるコミュニケーション分析。
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