ハーバード大学やNASA、東京大学など国内外の最新研究結果から、科学的に効果が証明された「元気になれる方法」を、毎日ひとつずつご紹介していきます。 image via Shutterstock

「ぼーっ」とする
脳は平常時の15倍働き
良いアイデアがわいてくる

(ワシントン大学レイクルらの研究)

アイデアやひらめきなど、一生懸命考えようとしているときよりも、気を抜いてリラックスしているときに「あ! そういえば! 」と浮かんできたという経験はないでしょうか。

これには脳の血流が大きく関係しています。

脳の血流の総量は、何かをしているときも、何もしていないときも同じです。何かをしているときは、その行動をするための脳の部位に血流が多く流れます。

一方、ぼーっとしている場合は、使われていなかった脳の部位にもエネルギーが行き渡ります。そのため、アイデアやひらめきが浮かぶのです。

数分だけ目をつぶってみたり、ろうそくの火を見つめてみたり、意識を「無」にすることがぼーっとしている状態です。

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明治大学教授 堀田秀吾

言語学博士。シカゴ大学博士課程修了。ヨーク大学修士課程修了。言語とコミュニケーションをテーマに、言語学、法学、社会心理学、脳科学などのさまざまな学問分野を融合した研究を展開。専門は司法におけるコミュニケーション分析。

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