本連載では、ガイズ氏が語る「減量を持続させる小さな習慣」を、30日間にわたってご紹介していきます。 image via Shutterstock

休日は人生においてだけでなく、減量にとっても一大事です。テキサス工科大学の研究で、アメリカ人は6週間の休暇のあいだに平均約680グラム体重が増えるとわかりました。これは、1年間の体重増加分の約75パーセントに当たります。

1年に900グラムであれば、それほどの増加ではないように思えますが、これが20年続けば、18キロ増えることになります。

(スティーヴン・ガイズ著『小さなダイエットの習慣』313ページより引用)

ついつい食べ過ぎてしまう休日。ガイズ氏によると、「一緒においしいものを食べよう」という仲間からのプレッシャーや、羽目を外したくなる「特別な日」効果は、誤った決断をしやすくなる強敵です。

休暇は特別な日ですが、特別な食べ物の日とは考えないように、というのがガイズ氏のアドバイス。パーティではスイーツもいくつか食べるけれど、水も飲むとか、お酒をたくさん飲むけれど、ニンジンやセロリも食べるといった「取引」をしましょう。

チョコレートケーキを食べるときは急いで頬張らずに、一切れをとってゆっくりと意識しながら、喜びをかみしめて。「ガマンすべきなのに食べてしまった」という恥ずかしい気持ちは持たず、一口一口を楽しみましょう。そして自分がいつ満足を覚えるかをしっかり意識し、それを感じたら食べるのをやめましょう(お皿の上にまだケーキが残っていてもストップします)。

減量のための行動変化の敵は、何の考えもなく食べること、恥の意識、一貫性のなさ、あきらめることのいくつかが組み合わさった状態だと、ガイズ氏はいいます。休暇やパーティは、自分が本当のところどこまで変われたかを判断する、よいバロメーターになるかもしれません。

小さなダイエットの習慣』(ダイヤモンド社刊)

9万部を突破したベストセラー『小さな習慣』の著者スティーヴン・ガイズによる、待望の第二弾。従来のダイエット本とは一線を画す、「太らないための思考を作り、太りにくいライフスタイルを習慣化」するための一冊です。ガイズ氏が実体験からつかんだ“小さすぎて失敗のしようがない”ダイエットの習慣を、1日ひとつお届けします。

スティーヴン・ガイズ/著者プロフィール

2004年より自己成長ストラテジーの調査と執筆を行っている。2011年にブログ「ディープ・イグジスタンス」を立ち上げ、ホワイト・ダウ・ブックスによって2012年の自己啓発ブログ第1位に選ばれた。「ライフハッカー」「マインド・ボディ・グリーン」「タイニー・ブッタ」「ビッグ・ザ・ブレイン」などの人気メディアに寄稿している。

ダイエットを習慣化するコツ

満腹感が得られない食事って?ダイエット中は避けたい食べ物

ダイエット成功の近道は“こっそり” やるのが基本

RSS情報:https://www.mylohas.net/2019/02/weightloss_28.html