「それらのこりは、長時間ずっと座りっぱなしでいるのが原因」と話すのは、テキサス州オースティンにあるRun Labの理学療法士マーフィー・ハラスさんです。
座っているときの姿勢は、腰が曲がり、肩は内側に丸まって猫背になり、頭がうつむいている状態になりやすいものです。この姿勢で何時間もずっと座りっぱなしでいると、筋肉や関節が、その位置で「固定」されたようになるのです。
スポーツやエクササイズが引き金となって、身体のこうした部位がこり固まっていると感じるケースもありますが、原因の多くは座りっぱなしで、運動によるケースはそう一般的ではない、とハラスさんは強調します。
これらの筋肉や関節は、エクササイズではひと通り動かすことになりますが、座っているときは動かしません。したがって身体が固まるという点では、どんなスポーツよりも座り続けることのほうが、よっぽど最悪。コリの痛みがいつまでも取れないのは、そのためです。
座りっぱなしでガチガチな身体をリセット!
image via shutterstock背中を丸めて一日中パソコンに向かっているのは、身体にとって悪い影響を与えますが、ストレッチの時間を設けることで改善することができそうです。
このストレッチでは胸と肩を開き、いつもの座っている姿勢とは反対の角度に、関節を動かします。座っているときに曲げて収縮していた身体の部分を、すべて広げて伸ばします。
この動きはとても簡単に行えるだけでなく、実際にやってみると、ものすごく気持ちよく感じるはずです。
やりかた:
ベッドか床の上に枕をふたつ重ねて置きます。高めにしたほうがより効果的。 重ねた枕の上に仰向けになって横たわり、お尻、背中、肩が枕で支えられている状態になり、両足と両腕(てのひらは上に向ける)を大きく伸ばして広げ、大の字になります。 頭は後ろに楽にそらして深呼吸、その姿勢のまま3分以上キープしてください。上級編:
image via shutterstockより深くストレッチを行いたいなら、バランスボールを使ってブリッジの姿勢をしてみましょう。
枕の上であおむけにストレッチをしたのと同じように、ボールの上でストレッチします。姿勢をキープして、深呼吸を行いましょう。
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訳/Maya A. Kishida