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普通の風邪やインフルエンザ、食あたりに至るまで、冬にありがちな病気は結構多いもの。身体にそんな問題を引き起こす原因はさまざまです。

吐いたりトイレに駆け込んだりしたら、何が原因なのかと思うかもしれませんね。食中毒とおなかの風邪(胃腸風邪、ウイルス性胃腸炎、感染性胃腸炎ともいう)は、どちらもそうした症状の原因になります。

今回は、食中毒とお腹の風邪(ウイルス性胃腸炎)の症状と見分け方を、医師が説明します。

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食中毒とおなかの風邪の症状

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食中毒とおなかの風邪の症状はとてもよく似ているため、どちらなのか判断しにくい場合があります。

食中毒の症状

image via shutterstock 胃の不快感 胃けいれん 吐き気 嘔吐 下痢 発熱

おなかの風邪の症状

image via shutterstock 下痢 胃の痛みとけいれん 吐き気 嘔吐 ときには発熱 疲労感 極度の喉の渇き(脱水状態の場合) 頭のフラつき 頭痛または身体の痛み

食中毒とおなかの風邪の見分け方

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吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、低めの発熱はどちらもあります」と話すのは、アメリカの有名な非営利医療機関、クリーブランド・クリニックの胃腸病専門医、クリスティン・リーさん。

でも、おなかの風邪では吐き気と嘔吐、食中毒では下痢になることが多いようです。

ノースウェスタン・メモリアル病院(イリノイ州シカゴ)の消化器センター医長、スティーブン・ハナウアーさんは、「細菌性の食中毒は、小腸ではなく大腸の方に影響が出ますから、それが症状の違いになっています」と言います。症状の開始時期と持続期間にも注意するとよいそう。

食中毒は普通、急速に現れ(たいていは汚染された食べ物を取ってから数時間後)、「1〜3日しか続かないはずです」(ハナウアーさん)。

反対におなかの風邪は、ウイルスが“宿主”(つまり、あなた)に感染する時間が必要ですから、一般的にもっとゆっくり始まります(おおよそ1、2日)。「その後3〜10日、症状が続きます」(リーさん)。

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訳/STELLA MEDIX Ltd.

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