どうしてもメイクや服装ばかりに意識を向けがちですが、「自信がないのかな? 何考えてるのか分からない」、「いつも気分が不安定で疲れる……」、「機嫌をとらなきゃいけないなんて最悪」。
初対面でそんなふうに思われてしまったら、恋愛に発展するどころか縁も切れてしまいます。今回は外見磨きやただの会話術ではない、「また会いたい」「話していたい」と思わせる深層心理に基づいたテクニックをあらゆる側面からお伝えしていきます。
品格
美人は外見だけではなく、その人の「在り方」からも作り出すことができます。そのときに大切なことが「品を持つ」ということ。
モデルのように綺麗でも、態度が悪かったり、会話が嫌味っぽかったり、仕草ががさつであれば、「あの人って美人なのに感じ悪い女性」と逆効果ですよね。
特に男性から見れば、女性側からのガツガツした相手を値踏みする視線や、可愛いって言って欲しくて必要以上に自意識過剰になってしまうこと、「あの子よりも秀でたい」という隠れた女性同士のライバル意識、「OKと言わせたい」という操作的な会話など……。
これらも簡単に「人間性の低さ」として見抜かれ、その結果、男性から「この女性は大切にする価値がない人だ」と思われてしまいます。
反対に、裏表のない正直さや、計算や偏見なく誰とでも会話を楽しむこと、くったくのない笑顔などは、信頼のおける「人としての品格」となり、美人ではなくても尊重される女性として認められます。
関心・共感力
さりげなく男性と盛り上がれる女の子や、適度にノリの良い女性は好かれるもの。けれども、話し下手だとしても問題ありません。
実は、相手が思わず喜んでしまうノリの良さの正体とは、会話が巧みということではなく、「相手に対する興味・関心を持つこと」なんですね。
「そうなんだ!すごいね!」「もっと聞かせて!」そんなふうに関心を持たれれば、あなたと話す相手は「わざわざ自分の存在に注目し、興味を持ってくれている」と思い、自己重要感を感じることができます。
特に男性は、自分が何かをすればするほどその相手に親近感を持ちますから、時には「私も同じように感じるよ」などと意思表示をしながら、「話させてあげる」という心地よさをあじあわせてあげるだけで好感度アップです。
境界線
人は本来、自分の領域に入られるのが苦手。「いやなのに無理矢理興味を示されている」という態度は、思わずその相手から逃げ出したくなります。
それは女性だけではなく男性も同じだからこそ、必要以上に「相手を追わないこと」が大切です。すぐに恋人になりたい、いつもメールをしていたいという気持ちはあっても、あまりにも相手の気持ちを無視して行動してしまうと逆効果。
あくまで相手が「ここまでは大丈夫だよ」というところを尋ね、時間分配、メールや電話の頻度、関係性の深さなどを調整してみましょう。
「ここまではやりすぎたかな?」と思ったときにも、すっと退ける凜とした態度は依存的ではなく好印象です。
ガツガツせず、余裕を持って「男性に追わせる」余裕を持ってみましょう。「私よりもあの子のほうが綺麗……」「私って本当に駄目な女で……」など、ネットリしたひがみや卑屈な感じも、男性にとっては苦手な領域。
男性は基本的に、自信を持って輝いている女性に憧れを抱き、好意に発展していきます。そして、好きな相手とは安定して恋愛を築きたいと思うんですね。
だからこそ、情緒不安定になっていたり、いつまでも暗い顔をしていると、「この人とは安心して未来を築けない」というように敬遠されがちです。
とはいえ、決して他の人と比較して特別優れている必要はありません。「私にはきちんと私の良さがある」と自分の存在を肯定し、個性を落ち着いて発揮している……。
それだけで「信頼できる人」「地に足がついている人」と、好印象になります。尊重し合える付き合いには、この安定感がかかせません。
おばちゃんのようなどっしりとした感じや、男同士のようになってしまうような雑な安定感はNG。あくまで女性としての自分を輝かせてあげることを前提に。
いかがでしたか? 人間関係も恋愛も「育てるもの」。だからこそ、「次につながる」あなたでいるために、上手にあなたを演出してあげてくださいね。
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