でも彼女は、自分の痛みを口実に自暴自棄になることはありませんでした。プロらしく対処しているアリアナ・グランデにファンたちも注目しています。
恋人と別れた自分を元気づける新曲「Thank U, Next」をリリースした後、アリアナ・グランデのTwitterのフォロワーが、冗談まじりに彼女のかかりつけのセラピストについてたずね、「新しい患者を受け入れているか」と聞いたのです。
それに対してアリアナ・グランデは、自分のメンタルヘルスについて真面目に話すよい機会だと受け取りました。
「マジで超笑えるけど、実を言うとセラピーには何度も救われた」
image via shutterstock「マジで超笑えるけど、実を言うとセラピーには何度も救われた」とアリアナ・グランデは返事をしています。
「助けを求めるのが怖くても、怖がらないで。いつまでもずっと苦しんでいる必要はないし、トラウマも克服できる。わたしもやるべきことが山ほどあるけど、それは可能だっていうことに気づきはじめてもいる」
独りになったばかりの歌手アリアナ・グランデのファンは、彼女に賛同して、このリプライを37,000回以上もリツイートしています。
多くの人は支持する言葉をおくり、他者を助けるために自分のメンタルヘルスについて正直に打ち明ける彼女を賞賛する人も見られました。
また、彼女に同意するとともに、自分自身が抱えているメンタルヘルスの苦悩や、セラピーの体験をシェアする人もいました。
10年以上セラピーにかかっていることを告白
image via shutterstockセラピーが好きだということを、アリアナ・グランデが明かすのはこれが初めてではありません。
7月の『ELLE』のインタビューでは、両親が離婚して以降、10年以上もセラピーにかかっていることを告白しています。それは簡単ではありませんでしたが、「効き目はあります」と彼女は述べています。
「わたしは25歳のひとりの女性です。しかしまた、わたしはこの数年をかなり特殊な状況下で成長してきたんです」
そのインタビューでは、イングランドのマンチェスターで行われたコンサートがテロ攻撃にあったことによって、彼女自身が受けた外傷後ストレスの体験についても詳しく語っています。
「調子がよくて、元気でハッピーだとしても、それはいきなりわたしを襲ってくることがある」と彼女は話しています。
「わたしは前からいつも不安を抱えていたけど、でもそれまでは決して身体的なものではなかったんです。自分がめちゃくちゃになった状態が、数か月続きました」
社会のために自分のメンタルヘルスについて打ち明けているハリウッドスターは、アリアナ・グランデだけではありません。多くの有名人たちが、うつ、不安、その他の精神面の健康問題について、オープンに話しています。
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訳/Maya A. Kishida