仕事の合間のチョコレート、お風呂の後のアイスクリーム……。毎日の生活のなかで、どうしてもスイーツが欠かせないという人も多いかもしれません。
でも一方で、糖質の多いものを食べすぎると、体に負担がかかるのも困ったところ。だからこそ、「わかっているのに、お菓子を食べる手が止まらない」なんてことに。
意志が弱いから、と自分を責めてしまいがちですが、ちょっと待って。その状態、もしかしたら栄養不足が潜んでいるかもしれません。
糖質がやめられない理由とは?
image via Shutterstock「甘いものが止まらない」というとき、心の裏側では「なんとかやめたい」「脱したい」と思っていることも多いもの。糖質がやめられない理由にはいろいろありますが、そのひとつとして栄養不足が隠れていることも。まずは、糖が体のなかでどうなっているのか、掘り下げてみましょう。
そもそも私たちの体は、食事でとった糖をそのままエネルギーとして使っているわけではありません。それぞれの細胞のなかで、体のどのパーツでも使える共通エネルギー(ATPといいます)に一旦作り替えられ、使われています。
共通エネルギーを作るルートのひとつめは、酸素を使わずに作る方法。腸から吸収されて血管をめぐり、細胞に入った糖は、さまざまな変化を経てピルビン酸という物質に変化します。ここで2個のATPが作り出されます。酸素がいらない分手軽ではありますが、できる量としては少なめ、といった印象。
ミトコンドリアをスムーズに動かせるか
image via Shutterstock次に酸素を使うルートがあります。先ほど作られたピルビン酸は、細胞内にあるミトコンドリアというところに運ばれます。ここは、細胞内のエネルギー生産工場と呼ばれるところ。ひとつの細胞のなかには、数百〜2000ものミトコンドリアがあり、酸素を使ってせっせと共通エネルギーを作り出しています。ここで作られるATPの数は、なんと36個。前者のルートに比べて作り出される共通エネルギーの多さは圧倒的です。
このとき、ピルビン酸がミトコンドリアにスムーズに入ることができるよう、手助けしてくれるのがビタミンB群。さらに、工場内でスムーズに共通エネルギーを作るためには、鉄やマグネシウムといった栄養素たちも活躍しています。
本来ならミトコンドリアでどんどん共通エネルギーを作り出したいところですが、ビタミンB群や鉄などが足りないと、それも叶わないことに……。
そこで身体はたくさんの共通エネルギーを作るため、酸素なしで作る方法を懸命に動かそうとします。この材料が糖。栄養が足りない状況でも、必死に共通エネルギーを作り出そうとひたすら甘いものを食べてしまう、ということが考えられる、というわけです。
甘いものを欲しなくなるには?
image via Shutterstockミトコンドリアにたくさんはたらいてもらうためには、ビタミンB群や鉄をしっかりとることが第一。そのためには肉や魚などのおかずをたっぷり食べることです。
私もかつてはチョコやアイスクリームなど、常に甘いものを欲しているようなタイプで、肉を食べるのはパスタの具材だったり、卵を食べるのは月に一度だったり……。しかし栄養を学び、たっぷり食べるようにしたところ、甘いものがそれほど欲しくなくなっている自分に気づきました。
同時にイライラや落ち込みも減っていたのもうれしいオマケ。栄養が満たされると身体が変わることを深く感じています。心地よい心と身体を手に入れるための工夫を、少しずつ、コツコツ続けていきたいと思っています。
栄養をうまく味方に
コメント
細胞の働き方なんてここではどうでもいいんで、ビタミンBや鉄分とかを採るのによいおかずを教えてくだち…
VB1は豚肉 鉄分はほうれんそう 等
ストレスじゃないんですかね・・・
(ID:357464)
もうちょっと読みやすい文章にして欲しいです。二回も「共通エネルギーの材料として糖を使う」と読み取れる文章やらなんやら、自分で読み返してみてスッキリと解りやすい文章を心がけたほうが良いのではないかと思います