秋まっただなか。近所を歩いているとランニングしている人たちをよく見かけます。気温もほどよいこの時期、「私も身体動かそうかな」「ボディラインをスッキリさせたいな」なんて思っている人も多いと思います。
そんなとき、意外と見落としがちなのが栄養のこと。運動するときこそ必要な栄養を身体に入れておかなければ、逆に体調を崩す、なんてことも考えられるのです。
筋肉を修復するための栄養素、タンパク質
image via Shutterstock身体を動かす、ということを改めて考えてみると、筋肉を伸ばしたり縮めたりして負荷をかけ、壊していくことも言い換えることができます。そこで不可欠なのが、修復するための栄養素。とくにタンパク質は欠かせません。
にもかかわらず食事で肉や魚をしっかり食べていないと、修復が追いつかなくなってしまうことも。さらに足りない分をほかのパーツから調達することもあるため、免疫力が下がったり、別の筋肉が細くなったりすることも考えられます。「スリムになりたいから食事量を減らした」なんて場合はもっと大変です。
身体を動かす前には材料を入れる
image via Shutterstock恥ずかしながら、実は私もこのケースを体験したひとり。ある雑誌の企画でランニングを担当したことがきっかけで、朝焼けのなか走る気持ちよさにハマッてしまい、頻繁に走っていました。もちろん食事は帰ってきたあと。しかもタンパク質のことなどまったく意識していませんでした。
日ごとに太ももやふくらはぎが締まっていくことがうれしくてたまりませんでしたが、その冬は何度も風邪をひき、なかなか治らなかったり、インフルエンザにかかってしまったりと散々。さらには膝や腰が痛くなったり……。いま思えば、運動で損傷した足の筋肉を修復するために、身体は免疫細胞を減らして対応しようとしていたのでしょう。
冷静に考えてみれば、身体を動かす前には材料を入れる、というのはごく当たり前のこと。以降、プロテインは欠かせないものとなっています。
運動をするなら、栄養は切っても切り離せないもの。つい身体を動かすことばかりに目が行きがちですが、材料を入れることの大切さも忘れずに。運動をするなら、いつもの食事に肉や魚、卵をたっぷりプラス。運動に合わせた食べ物で、身体をもっと美しくバージョンアップしていきたいものです。