A.ホント。
血栓を防ぐ効果のせいで出血が止まりにくくなり、アスピリンの常用が人によっては重篤な副作用を生じる可能性がある。
『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)より
前回、心臓発作と脳卒中の予防効果があることを紹介したアスピリン。子宮頸がんや結腸がんのリスクを低下させるという報告もあり、安価なのに効果てきめんの妙薬のように思えます。
しかし、炎症を抑え、血小板の凝集を抑制し、血流を改善するアスピリンの作用は、大きな危険を招くことがあります。出血が止まりにくくなるリスクに加え、常用すると胃潰瘍の発症または悪化のリスクがあり、十二指腸潰瘍やクローン病など、重篤な疾患を生じることもあるとチョプラ教授。
心臓発作や脳卒中の既往がない人にとっては、アスピリンはメリットを上回るリスクがあるようです。医師に相談せず、アスピリンを常用することは避けるようにしましょう。
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『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)
医師が断言する「究極の飲み物」コーヒーについて、ビタミンDの新しいポテンシャル、運動による知られざるメリット、スーパーフードとしておなじみの「ナッツ」が本当にすごい理由、脳だけではなくカラダにも影響を与える「瞑想」の力など6つのカテゴリーにて、本当に正しい健康の知識について触れています。膨大なデータベースを元に導き出したからこそ信頼できるトピックが満載です。
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