A.ホント。
研究者の報告した成果は驚くべきものだった。瞑想をする人はテロメラーゼ活性が「有意に高かった」のだ。
「自己統制感の高まりとネガティブな感情の減少が、テロメアの長さと免疫細胞の寿命に影響を及ぼすテロメラーゼ活性の上昇に寄与したことを、データは示している」と結論づけられた。
『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)より
「テロメア」とは、私たちの細胞の中にある染色体を保護する構造のこと。靴ひもの先端についているプラスティックのパイプのように、染色体の末端をキャップのように覆っています。
テロメアは細胞分裂のたびに短くなり、細胞老化の原因になると考えられています。しかし瞑想をすると、「テロメラーゼ」というテロメアを安定化させ、その長さを保つ働きのある酵素が活性化するというのです。
テロメア短縮とテロメラーゼ活性低下は、心臓疾患、肥満、変性疾患、そして寿命の短期化といった、加齢にともなうさまざまな疾患や症状のリスク上昇と関連しているとチョプラ教授は述べています。
瞑想が健康寿命を保つ方法のひとつであることは、どうやら疑いないようです。
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『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)
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