ハーバードメディカルスクールのサンジブ・チョプラ教授による『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)から毎日ひとつずつ、健康の素朴な疑問をご紹介します。

A.ウソ。

1年後の追跡調査で、地中海食ナッツ群は、メタボリックシンドロームの有病率が13.7%も低下し、地中海食オリーブオイル群は6.7%低下したが、対照群(低脂肪食)は2%の低下にとどまった。

『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)より

2008年、スペインでメタボリックシンドロームの男女751人を含む1200人を対象に、「地中海食による疾患予防」の研究が行われました。参加者に低脂肪食、オリーブオイルを使った地中海食、地中海食にナッツを加えた食事を与えたところ、もっともよい結果が出たのは「ナッツを含む地中海食」だったのです。

この結果を受けて、研究者は「脂肪分と不飽和脂肪酸が豊富で美味なナッツを補った、カロリー制限のない伝統的な地中海食は、メタボリックシンドローム管理の有効な手段である」と結論づけているそう。

この調査でいう「伝統的な地中海食」とは、魚、果物、野菜の摂取を増やし赤身肉を白身肉に置き換え、香味野菜を取り入れた地中海食を大さじ4杯以上のオリーブオイルで調理したもの、だそう。“カロリー制限のない”という魅惑のフレーズに嬉しくなってしまいます。

メタボにならないために

内臓脂肪って何? 内臓脂肪が増えるとどうなる?

運動不足すぎる現代人へ。「階段はジムと思え!」

『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)

医師が断言する「究極の飲み物」コーヒーについて、ビタミンDの新しいポテンシャル、運動による知られざるメリット、スーパーフードとしておなじみの「ナッツ」が本当にすごい理由、脳だけではなくカラダにも影響を与える「瞑想」の力など6つのカテゴリーにて、本当に正しい健康の知識について触れています。膨大なデータベースを元に導き出したからこそ信頼できるトピックが満載です。

RSS情報:https://www.mylohas.net/2018/11/health_12.html