なかなか難しい相談ですね(苦笑)。仕事だからとかプライベートだからと分ける必要はないというか、目的は違っていても説得方法は仕事もプライベートも同じだと思います。
人対人ですから心理学的要素も正直強いです。僕も色々と心理学的テクニックは本で読んだりしてきましたが、じゃあ、日常生活で意識してそのテクニックを試してきたことはありません。
たまたま自分がやって成功してきたことが、結果的に心理学のテクニックの要素を使っていたんだなあと思うことはありますけどね(笑)。
そんな僕が実際にやっているかけひきのテクニックを紹介しますね。
落としどころは2回目の要求を飲ませること
このテクニックは、知らず知らずに十数年かけてPDCAを回していく中で身につけたものなんですが(苦笑)、心理学で言うと「ドア・イン・ザ・フェイス」と言うようです。
簡単に言うと、初めに相手に大きな要求を提示して、「それは難しい」と渋られたところで、瞬時に、はじめの要求より軽い要求を提示して相手に了承させるという、なんてあくどいテクニック(苦笑)。
何回も断りづらいという人の心理を上手く利用したもの。ご存じのかたも多いと思います。
これはほんと色んな場面で使えますね。僕が気をつけていることは、2回目の要求が本当に通したい要求なので、いかにはじめの要求を大袈裟に言うか?
あまりに非現実的過ぎると2回目の要求を飲ませづらくなる。ここの加減が難しい。ポイントははじめの要求でも相手が悩むくらいのものがベターですね。
例えば、プライベートでの事例を紹介しましょう。例えば、彼氏にお皿洗いをやって欲しいとしましょう。
あなた:「ねえ、今日、料理作ってよ」
彼氏 :「え~俺が……」(渋る表情を見せる)
あなた:「じゃあ、私が作るから後片づけはお願いしていい?」
他にも、結婚に腰の重い彼を前進させるための交渉術として、
あなた:「来年、結婚しようよ」(冗談ぽく)
彼氏 :「え~、来年はまだ早くない?仕事も、まだ落ち着かないし。いずれは結婚しようと思ってる」
あなた:「じゃあ、来月、式場見学に行ってみようよ」
ちょっと強引な設定になってしまいましたが(笑)、色んなシーンで使える感覚はわかってもらえたかと思います。
基本はオープンマインドの関係性を作ってからだと思います。いきなりブッこむのはどうかと僕は思います(笑)。
一度、頭の中で使えるシーンを想像して、明日からでも試しにやってみるといいですよ。次回もこのテーマに対しての僕のテクニックを紹介します。
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イラスト/古荘風穂
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