怒りを持ったことがない、犠牲することが当然だった人生。でも、最初は怖くても、「ちゃんと、自分が粗末にされることに対して怒りを持つ」ことができれば、現実は変わっていくんですね。
怒りは目的ではなく、終着点でもなく、ツールです。「自分を大切にするために、必然的にわきあがってくる感情」です。今回は、「怒りを持ったことで素晴らしい変化をしていく」ためにはどうすればいいか、それをお伝えしていきたいと思います。
怒りを感じていないと、常に犠牲になってしまう
「怒りを持てなかった」「でも今まで犠牲だった」時は、今までのことに対して「ああ、私は我慢し続けてきてしまったんだな」と必然的に怒りが出てきます。でもそれは、「怒るために怒っている」のではないんです。ただ、通過点として、「あ、これまで犠牲になってしまったんだ」「でも嫌だった」これを感じる瞬間にだけ、怒りはわいてくるものなのですね。
ここで大切なことは、「怒りを感じれば次のステップに行ける」ということ。つまり、強烈に「今までの生き方は違ったんだ!!」と思えた瞬間に、「じゃあ本当はどう生きたいの?」が分かりますよね。
怒りを感じたからと言って、それで終わりではないんです。「怒りを感じるような生き方をしてきてしまったんだ」、「じゃあこれからはどうしたいの?」そして、「自分が粗末にされない世界・人」を選び直す。ここまでがセットで、ようやく本当に幸せな人生を歩めるようになります。
抑圧されている必要はない、怒りを正しく使って前に進む
今までの人生では、あらゆることを選ぶことができなかったかもしれません。特に子供時代はそうですね。嫌だと思っても嫌だということを受け容れてもらえなかったり、反抗したらもっともっと虐待されたり無視される……、そんなことも起きたかもしれません。
でも、もうあなたは大人の女性として、「どうしたら自分が幸せになるのか」、「どこにいて、誰と関われば幸せになるのか」、「どうされたら幸せなのか」を選び直すことができる。
そのために、「怒り」という自分を守るしっかりとした感情をベースにして、犠牲になった過去の日々に立ち止まることなく、新しい生き方を再選択していいのです。
怒っても嫌われない、それは正しいことだから
そして怒りを感じると、人から嫌われたり、衝突したり……といった軋轢を生むと心配になるかも知れませんね。でもそれは、単に「怒りをぶつけてしまうから」です。怒りは自分の中で感じて、「決断だけを相手に伝える」ことで、相手はあなたのきっぱりとした態度に、あなたを尊重せざるをえなくなります。
ただ、「なんでそうなの?!」と怒りをぶつけてしまうと、その感情に圧倒されて、相手は怒っているあなたに反応し続けますから、それは避けてあげるだけでいいのです。
感情とはツール。大切な、あなたを守ってくれるための手段です。だからこそ、怒りを避けることなく、あなたの人生を豊かにする大切な手段として使ってみてくださいね。
もっと自分らしく生きる
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