皮膚が薄いうえに年齢が出やすい、目のまわり。目の下にクマがあると、不健康に見られたり、年齢より老けて見られることも。気になりすぎるクマの種類と原因、そして対策法をさぐってみました。

青、茶、黒。いろんな「クマ」の種類に悩む30代

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カネボウ化粧品が20~40代女性600名を対象に、「アイゾーンの悩み」に関する意識調査を行いました。

そのうち35歳~49歳の回答結果を見てみると、「目じりのシワ」、「目の下のたるみ」を抑え、一番多かったのが「目の下のクマ」についての悩み。48%にも上りました。また20歳~34歳で一番多い悩みも、同じく「目の下のクマ」でした。

ひと口にクマと言っても、いろいろな色や質感があります。悩んでいるクマの種類について行われたアンケート結果では、35歳~49歳で一番多かった回答が「黒みを感じるクマ」。ついで多かったのが「青みを感じるクマ」でした。

また20歳~34歳で一番多かった回答が「青みを感じるクマ」。次に多かったのは「茶色みを感じるクマ」でした。

35歳~49歳と20歳~34歳では、クマで悩んでいるのは同じだけど、悩んでいるクマの種類は違うようです。ということは、30代はさまざまな種類のクマに悩まされていると言えそう。

クマの色によって原因は違う

気になるのが、クマの種類と原因の違いについて。皮膚科医・土屋佳奈先生はこう言います。

青グマ」は眼精疲労や体全体の冷えなどに由来する、目のまわりの血行不良で引き起こされます。目のまわりは栄養や酸素を送る血管が豊富にあるので、血流が滞ると青く見えてしまうのです。

茶グマ」は色素沈着が原因です。メイクを落とす時にこすりすぎてメラニン色素が沈着してしまったり、アトピー性皮膚炎で掻いてしまったりして、そのまま沈着してしまった人もいます。

黒グマ」は、加齢も一因。年齢を経て目のまわりの筋肉が衰えると、目の下の膨らみにある脂肪が飛び出て来て、眼の下にひずみができて陰影になる。それが「黒グマ」の原因になります。実際に皮膚が黒くなっているわけではなく、たるみの引き締めが必要です。

青グマはスマホも一因?

クマは、不健康な印象をもたらすのも困るところ。青グマは、目のまわりの血行不良が一因なので、冷えや睡眠不足に気を付けましょう。

また現代人は、スマホが原因の場合もあると言われています。土屋先生によると、ブルーライトを通すと画像がぼやけるので瞳がピント調節をがんばり、眼精疲労を引き起こすこともあるとのこと。

そこで血流が悪くなったり、まばたきも減ってドライアイになりがち。結果、目のまわりの筋肉が凝り固まって血行が悪くなり、青グマになりやすいのだそう。

クマの種類によって違う、よく隠せるコンシーラーの色

治らないときは、青グマを効果的に隠してくれるコンシーラーを活用してみましょう。

青グマには、反対色のオレンジ色を。茶グマなら、イエロー系かベージュ系のコンシーラーで隠すのが効果的。

そして35歳~49歳で一番悩みが多かった黒グマは、エイジングケアにフォーカスした目元美容液やアイクリームを上手に使いましょう。

これら以外には、鉄欠乏性貧血などの病気が原因のクマもあります。気になる人はぜひ病院の診察を受けてみてください。

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