体調がすぐれないとき、どうやったらよくなるかばかりを考えてしまいがちですが、グズグズの鼻を止めるには、体調不良の原因を突き止める必要があります。また、風邪やインフルエンザの季節には、どちらも症状が似ているため、風邪なのかインフルエンザなのかわからないことも多いですよね。
今回は、症状に合った適切な治療ができるよう、風邪とインフルエンザそれぞれの症状や見分け方をご紹介します。
風邪 vs インフルエンザ
風邪とインフルエンザが見分けにくいのは、単純に症状がとても似ているからです。どちらの場合も、鼻水、鼻づまり、喉の痛み、せき、くしゃみ、体の痛みなどが生じます。インフルエンザの場合はさらに、熱、倦怠感、疲れ、寒気、頭痛などの症状も現れます。
これは風邪? それともインフルエンザ?
風邪とインフルエンザの一番大きな違いは、症状の重さと進行の早さです。
「インフルエンザは風邪の強化版のようなものです」と、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の医学教授ジョセフ・ラダポ博士は言います。「『人生で一番気分が悪い』と患者は言います」
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また、インフルエンザの症状は突然起こります。「調子がよいと思っていても、次の日急に症状が出ます。」と話すのは、ノースウェスタン記念病院の感染症教授マイケル・P・アンガローネ博士。
インフルエンザに比べると、風邪の症状はより穏やかで進行が遅いのが特徴。「具合がひどく悪いということでなければ、インフルエンザではない可能性が高いです」とラダポ博士。
どちらか判断できず対処の仕方がわからない場合は、医療機関に電話で確認するか、直接病院の予約を取ることをアンガローネ博士は推奨しています。
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Brittany Risher/Do You Have the Flu or a Cold? Here's Exactly How to Tell
訳/Seina Ozawa