新宿の真ん中で瞑想。リラックスの先にある境地で見たものとは?
瞑想はマイナスな感情を取り除き、リラックスさせることによって、ストレス軽減や集中力アップ、記憶力向上など脳の活性化が期待できるそう。
期待を胸に入り口をくぐると、そこには静寂に包まれた非日常空間が待っていました。
まるでお寺。マインドフルネスな状態に誘う計算され尽くした空間暗闇に浮かぶ光の通路の先に待っているのが、瞑想スタジオ「muon」。
ここでは”into meditation”をコンセプトに、五感をフルに活用して瞑想状態に入れるよう、すべてが計算されているそう。30分の各プログラムは、フォーカス&ブリーズ、マインドフルネス、スリープ&リカバリー、インスピレーションの4つが用意されています。
まずは待合室で南部鉄瓶で沸かした白湯をいただき、特別調合のアロマを手首につけ、瞑想状態に入る準備を整えます。アロマは、森林浴しているかのようなスッキリ爽やかな香りでした。
静寂の中で瞑想。今回のセッションは、マインドフルネス30分にトライ。動きや呼吸に注意を向けることで、「今この瞬間にいること」を体感する練習です。自分と向き合う世界にどんどん入って行きます。
スタジオに入ると、複数の光の柱が静寂と暗闇の中に浮き上がる空間が広がります。「洗練を突きとめると簡潔になる」
———スティーブ・ジョブズ「瞑想することで、沈黙がどれだけのエネルギーを持つかよくわかった」
———マドンナ
偉人たちの言葉を思い出しながら、自分の心にそっと目を向けてみます。
京都の老舗寝具店で特注したという瞑想用クッションは安定感のある絶妙な座り心地。リラックスの先にある世界を体感!
導入は、ヨガのクラスでもあるような、軽いストレッチから。音声ガイダンスに合わせて、胸や喉周りを開き、瞑想の要となる”呼吸”をスムーズにしていきます。呼吸のリズムを変えることで思考や感情のパターンすら変えることができるそう。
「3カウントで吸って…、6カウントで吐き出します。6、5、4、3、2、1」
スタジオに響く音声ガイダンスに導かれ、呼吸の練習をしていると、だんだん呼吸と心が一体化して行くような感覚に。
呼吸の練習を終えると、音声ガイダンスも止まり、静寂だけに包まれる時間が流れました。はじめは、様々な雑念が頭の中を出たり入ったりしていたのですが、ある一定のポイントを超えると、リラックスを通り越して頭の中がだんだん冴え渡ってくのを実感。
五感の扉が開いて、無意識の自分とどんどん繋がっていくのを感じました。
瞑想を取り入れることで、日々の仕事のパフォーマンスが向上したり、ストレスから解放されて良質な睡眠がとれるなどとは聞いていたけど、納得です。
瞑想の後は、心の状態を視覚で確認! ちなみに「晴れ」てました。
瞑想の後は、アプリで心の状態を測定することができます。このアプリは、インカメラによる心拍の測定で自律神経の状態を測定できるもの。
リラックス度、集中、心拍数とともに、「曇り」や「晴れ」や「晴天」など心模様が表示されるのが面白い! 瞑想実践の履歴を保存したりできるので、慣れてきたらアプリを使って家でも瞑想を実践できそうです。
瞑想は、日々忙しくしているビジネスマンや、家事に疲れた主婦や子育てママにもオススメ。仮眠をとるより瞑想する方が、ずっと疲れが取れてスッキリする!ということがわかったので、私も日常に取り入れてみようと思いました。
新宿の真ん中で、都会の喧騒から離れて味わう極上の瞑想タイム。皆さんも、ぜひ体験してみて。
瞑想専用スタジオ「muon」
住所:東京都新宿区西新宿1-21-1 明宝ビルディング2F スタジオ・ヨギー新宿WEST内
アクセス:JR新宿駅南口より徒歩5分、西口より徒歩6分/京王新線・都営大江戸線・都営新宿線新宿駅7番出口より徒歩1分
営業時間:
(平日) 8:30-20:00 ※曜日により異なります。
(土曜) 9:30-17:00
定休日:日曜・祝日
公式サイト https://muon.world
写真:内山めぐみ 文:諫山由梨子
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