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初心者でもOK! パーティ感覚で楽しめる「狂言ラウンジ」

2013/03/07 22:02 投稿

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狂言と聞くと、「なんとなく敷居が高く、難しそうで集中して楽しめるか自信がない」と思っている方も多いのではないでしょうか?

そんな不安をもつ狂言初心者におすすめなのが、「パーティ感覚で狂言を楽しんでほしい」という想いから始まった「狂言ラウンジ」です。

狂言ラウンジは、DJ演奏と狂言公演を組み合わせた斬新なライブイベント形式をとることで、日本の伝統文化「狂言」の若者層への普及拡大を目指す試み。

セルリアンタワー能楽堂で大藏基誠氏による狂言公演が開催される他、能楽堂隣にラウンジスペースが設けられ、着物姿のDJによる音楽演奏、西陣織のジーンズ・足袋形のスニーカーなど「斬新な和のアパレルやコスメ」の展示販売、「数寄屋 金田中」によるスタンディング・バーなどが展開されています。

さらに、出演者(狂言師)による楽屋裏ツアー、演目内容や狂言観賞の初心者向けのマナー解説コーナーがあったりと、舞台裏・ストーリーを理解した上で狂言に臨めるので、狂言独自の言い回しやしぐさなどに、初めてでも違和感をもつことなく楽しむことができ安心。

狂言を一度も見たことのない初心者でも楽しめる要素」が散りばめられています。

セルリアンタワー能楽堂のスタイリッシュな空間で、シャンパーニュや日本酒などのお酒とDJによる音楽を味わってから狂言を楽しむ「狂言ラウンジ」は、これまでの狂言に対する敷居が高いイメージを払拭し、心の底から大笑いし、楽しめる機会となるでしょう!

次回は4月12日の開催。私も足を運んでみようと思っています。

■イベント情報
Kyogen Lounge Vol.21
開催日:4月12日(金)オープン 19:00、開演 20:00
会場:セルリアンタワー東急ホテル「能楽堂」
参加料:一般前売3.000円 当日4.000円
学生前売2.000円 当日2.500円

<狂言についての一問一答>

Q:狂言とは?
A:狂言は、対話を中心とした台詞劇です。大がかりな舞台装置は用いず、言葉や仕草によってすべてを表現します。

Q:狂言のテーマ・特徴は?
A:狂言の主なテーマは、中世の庶民の日常や説話など。人間の本質をするどく切りとり、大らかな「笑い」にしているのが特徴。そこに描かれているのは、「まるで、あの人みたい」と思い当たる人がいそうな、今も変わることのない普遍的な人間の姿です。狂言の演技には立ち姿、歩き方、笑い方、泣き方、酒を飲む型など...あらゆる動きに型があるというのも狂言の特徴といえます。

Q:能と狂言の関係は?
A:能と狂言は、もともと同じ「猿楽」という芸能で、それぞれの志向にあわせ、分化したもの。狂言は古くから、能と交互に同じ舞台で演じられてきました。歌舞を中心とした優美な象徴劇である「能」に対し、写実的な演技によって、滑稽に人間の姿を描く喜劇である「狂言」。両者は互いに切り離せない関係を保っています。

Q:狂言に流儀はありますか?
A:現在、狂言には「大蔵流」と「和泉流」の2つの流儀があります。

Q:狂言はどこでみられるの?
A:狂言の公演は全国の能楽堂・能舞台で行われています。
都内では「国立能楽堂」「観世能楽堂」などがあります。
この他、コンサートホールなどに仮設の舞台を設置し公演が開催されたり、神社仏閣の能舞台や境内など野外で上演される薪能」などでもみることができます。

(神森真理子)

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