ハーバード卒の韓国人僧侶
韓国に生まれ、一学生としてアメリカに留学したヘミン。バークレー、ハーバード、プリンストン大学にて映像や宗教学の勉強をしているときに、自分の信仰(仏教)と精神的世界に目覚めることに。韓国に帰国後、なんと出家をしたのでした。
知的で魅力あふれる彼のツイッターには現在、120万人以上のフォロワーが。「立ち止まったっていいんだよ」というヘミンの優しい言葉は、静かで詩的、時にロマンチック。「第二のハリール・ジブラーン」と呼ばれています。彼の本はいわば仏教やヨガ、哲学のエッセンスすべてが詰まったものなのです。
「誰かにちょっとだけ親切にするだけで、自分のことをもっと簡単に好きになれる気がする。自分の価値が見いだせないときは、知らない人に優しくしてみるといい」
彼のツイッターより
心の底で求めているのは「人とのつながり」
多くの人は、人生の方向性を見出した本や、グッとくる本に出会ったことがあるかと思います。私は目まぐるしく一週間を過ごしていた頃にこの本に出会いました。立ち止まることへの罪悪感や恐怖心をなくし、何もしないことがどんなに自分にとって必要かを教えてくれ、今までの頑張りを褒めてくれたかのような本でした。
「心の穴を埋めるのに人はきれいな洋服や高級車を買うけれど、それで幸せになれるかと思ったら違う。心の底で求めているのは「人とのつながり」つまり温かい気持ちになれたり、感謝したりされたりすることだ。これはお金では買えない。いや、お金がそもそもかからないものだから」
逆境に立たされている、向かい風が強いと感じる人には、ぜひおすすめの本です。
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