おやつはご褒美、体と美容の「栄養」になるもの選びたい
ダイエットのために、糖質制限(ロカボ)の食事を実践している女性も多いと思います。私もスーパーフードの穀類などで炭水化物のとり方を工夫していますが、料理だけでなく、スイーツこそ上手に食べたいもの。疲れたときやがんばったときなど「甘いものが欲しい!」と思ったら、我慢せずに食べるのが私のスタイル。スイーツは幸せを感じる、自分へのご褒美みたいなもの。
もちろん「ほどほど」「ときどき」が大切ですが、糖質を抜く人ほど、甘いものが食べたくなるんですよね。私も以前、炭水化物をほとんど食べなかった経験があるので、よくわかります。我慢をしてストレスをためると、食欲も高まって、かえってリバウンドで太りやすくなるもの。悪循環に陥らないために、甘くても罪悪感なく味わえ、栄養もしっかりとれるスイーツ作りにこだわっています。
簡単で低糖質、ヴィーガン&グルテンフリーなおやつを
最近、糖質オフのスイーツもよく見かけますが、栄養面を考えると、やはり自分で選んだ食材で作るほうが、おいしく食べられます。たとえば、初心者にも簡単なのがクッキーです。一番のポイントは小麦粉を使わないこと。今回は低炭水化物、低糖質、グルテンフリーで今、注目されている「ココナッツフラワー(ココナッツパウダー)」を使います。
左からココナッツフラワーとアーモンドパウダーこれはココナッツの果肉の乾燥パウダーで、約6割が食物繊維! アメリカなどでは糖質の吸収度合いが低い「低GI食品」として知られ、動物性の食材をとらないヴィーガン食にもよく使われます。グルテンフリーなのもメリット。グルテンはたんぱく質の一種で、アレルギーだけでなく、食欲を刺激するともいわれます。
左まわりに、ココナッツオイル、ココナッツフラワー、ココナッツシュガーを使います同じく、 食物繊維や体にいい脂肪酸が豊富なアーモンドパウダー(アーモンドプードル)とチアシード、さらに風味アップのためにココナッツオイル、香ばしいココナッツシュガーを混ぜて、サクサクの香りも甘いクッキーに。小腹が空いたときの栄養源にもなりますよ。
Kelly流 ギルトフリーなココナッツクッキー
<材料> 8個分
ココナッツフラワー(ザルでふるう) 40g アーモンドパウダー(ザルでふるう) 40g ココナッツシュガー 30g ココナッツオイル 35g 水 40ml チアシード 大さじ1<作り方>
ボウルにココナッツフラワー、アーモンドパウダー、ココナッツシュガーを入れ、まんべんなく混ぜる。 ココナッツオイルを加えて混ぜ、全体になじんだら水を少しずつ入れ、手でよく練り混ぜる。ねっとりと全体がまとまったら、チアシードを加えて混ぜる。 (2)の生地を8等分にし、手のひらで直径3~4cmに丸める。ベーキングシートを敷いた天板に並べ、上から軽く押しつぶす。 180℃に予熱したオーブンで、15分を目安に様子を見ながら焼く。Kelly's ワンポイント
ココナッツとアーモンドの粉は、目の粗いザルでこすようにふるって。粒が多少残るほうが、サクッとした食感が出ます。私は忙しい日のたんぱく質源にもなるよう、材料にプロテインパウダーを20gほど混ぜて作ることも。乳製品(動物性の食材を使わない)を使わないレシピなので、ヴィーガンの方にもおすすめです。
ちなみに撮影で天板に敷いているのは、料理好きの友達にもらったイタリアの「pavoni」というメーカーのベーキングシート。耐熱のシリコン製でくり返し使え、生地を伸ばすときもくっつきにくく愛用しています。
栄養たっぷりロカボなココナッツクッキーの完成
次回は、マクロビ風の寒天を使ったココナッツミルクのパンナコッタ。甘みが濃厚で、ダイエット中のおやつにもおすすめです。
撮影 島村緑 / 取材・文 山崎さちこ(シェルト*ゴ)
Kelly(ケリー)
ブラジル・サンパウロ出身。健康的な美しさを魅力に、モデルとして数々のファッション誌、ファッションショー、広告などで幅広く活躍中。ワークアウト、ヨガ、キックボクシング、ブラジリアン柔術などに造詣が深く、料理好きからローフードマイスター、スーパーフード & スーパーフードスポーツマイスターの資格を取得。ヘルシーなライフスタイルが女性から支持されている。 [公式ブログ/インスタグラム]
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