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植物がすくすく育つコーヒー豆からできた肥料

2017/12/12 23:00 投稿

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淹れたてのコーヒーを自宅で味わう贅沢は最高。様々なパッドタイプやカプセルタイプのものが家電の定番ともなり、「おひとりさま」用のコーヒーメーカーも市場にずいぶんと出回るようになりました。しかし気になるのはそのゴミの量。それらゴミを100%リサイクルして、肥料にして売り出すスイスの会社が注目を浴びています。 パッケージまでもが肥料になる

この「コーヒー豆からできた肥料」は、スイスのコーヒー会社・ベアナレラが売りだす「ウーマナイザー」。厳密にいえばコーヒー豆だけでなく、カフェ・カプセル、またパッケージの全てをリサイクルして肥料(68%はミミズたい肥、19%は鶏糞、13%グアノ)へとリサイクルしています。完璧な製品管理がなされているので、安心して使えるのがいいところ。室内用の花や観葉植物だけでなく、またバルコニーの野菜にもと、オールラウンドに使えます。

その肥料のパッケージの大きさも特徴的で、少し大きめのカップに480ml入っており、お値段は8.95ユーロ。もちろん、この肥料の入ったカップもコンポストすることが可能です。肥料と聞くとホームセンターで大きなビニール袋に入っているのを想像しがちですが、ウーマナイザーは見た目も洗練されていて、まるで部屋のデコレーションみたい。一見して、肥料だと気づかないのが良いのでしょう。

優れたアイディアが表彰された逸品

近年コーヒー豆の価格が高騰する中、コーヒーへの愛がそれでも止まらないスイス。世界一物価の高い国ともいわれているのにもかかわらず、年間消費量が1174杯ともいわれていて、ヨーロッパの中でも常に上位にあります。フェアトレード製品に高い関心をよせ、「値段が高くても環境のためになるならば買う」という意識の高い人が多いのも確か。フランスやイタリア、またイギリスにもベアナレア人気が浸透しつつあり、カフェの出すごみ問題そのものの意識改革にも役立っているのです。

世界ではじめて「コンポストできるカフェ・カプセル」として、2013年にスイスでの発明賞を受賞した本商品。クリスマスにプレゼントしてもよろこばれそうですね。

ウーマナイザー

image via Shutterstock

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