夏バテ気味のからだ、元気にしたい! と思ったらやっぱり食べたいのが「うなぎ」です。土用の丑の日に食べるのが定番ですが、丼とお重、中でも並に特上......。お値段が違うものですがそもそも中身ってどんな違いがあるのでしょう。2017年は、7月25日(火)・8月6日(日)と土用の丑の日が2回あるので、丼とお重の両方食べてもいいかもしれません。 お値段の違いは量の違い?

そんな素朴な疑問に答えてくれるのがこちらの「FOODIE」の記事。<日本橋いづもや>の三代目若だんな・岩本公宏さんによると、なんとほとんどのお店でそれは量の違いだけなのだとか。うなぎの種類が違うとか、手間のかかり具合かしらと考えを巡らせていましたがこれは意外です。

「お重と丼の違いは、単純に器の見栄えの違いです。高級そうに見せたいからお重、気軽に見せたいから丼ということです。もちろん、うなぎの量が多くなるほど値段は上がりますし、有田焼の高級な丼を使っているお店もありますよ」

(「FOODIE」より引用)

器でも値段が変わっていたのですね。だったら丼を選びたいのが人情ですが、お重はやっぱり雰囲気が出るもの。悩みどころかもしれません。

天然が良い、とは限らない

価格に差が、というと外せないのが「天然か養殖か」というところ。もちろん味は天然に勝るものはないのでは? と思いがちですがそうとも言えないよう。天然うなぎのプリッとした食べ応えはたまりませんが、天然ゆえの個体差のばらつきによる味に違いは否めない部分。今は市場のなんと99%が養殖のうなぎなのだそう。徹底管理された養殖により、好まれる脂のりと安定した供給が得られ、私たちの食卓に恩恵を与えてくれているようです。

じつはうなぎの旬は秋から冬にかけてなのだそう。江戸時代に平賀源内が夏に売り上げが伸びないうなぎ屋に「土用丑の日」を貼りだすことをすすめてはじまったと言われ、現在は夏の風物詩となったうなぎ。そんなきっかけではありますが、実際ビタミンB1をはじめ豊富な栄養を含むうなぎを暑く栄養バランスを崩しがちな時期に食べることは理にかなっているようです。

高くなったし、わざわざ食べなくてもいいかな......と土用の丑の日を意識することはあまりありませんでしたが、最近気づけは冷たい飲み物を取りすぎて胃腸がお疲れ気味。ぜひおいしいうなぎを食べて元気をチャージしていきたいと思います。

FOODIE

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