キャメロン・ディアスの略歴をおさらい。
モデルから女優、そして執筆家へ!
1972年8月30日 の44歳。
身長:175センチ
体重:58キロ
B:87センチ、W:58.5センチ、H:89センチ
16歳のときにモデルとしてキャリアをスタートし、19歳のときに2ヶ月ほど日本滞在経験のあるキャメロンは、21歳で映画『マスク』(94)のオーデションに合格し、ジム・キャリーの相手役をゲット。映画が世界的な大ヒットを記録して目覚ましいデビューを飾ります。その後も『メリーに首ったけ』(98)が空前のヒットを記録するなど、セクシーでチャーミングなファッショニスタとして常に話題に。そんな彼女の魅力と人気をダメ押ししたのが『チャーリーズ・エンジェル』(00)シリーズでした。それまでアクションや水着シーンは男性目線を意識した作品が圧倒的だった中で、本作で彼女が魅せたタフでセクシーでユーモアのセンスもあるナタリー・クック役は女性票を多く獲得し、同性から「キャメロンみたいになりたい」という熱視線が注がれることに。
ところが彼女は2013年に女優としての仕事にいったん区切りをつけ、2014年以降映画出演はしていません。代わりに2013年末に健康的な生活を送るためのガイド本「ザ・ボディ・ブック 食べること、運動すること、生きることを楽しむ最高のレッスン」を出版。NYタイムズのベストセラーリストで2位という快挙を成し遂げます。
2015年にはベンジー・マッデンと結婚をし、2016年の春には第二弾となる「The Longevity Book: Live Strong, Live Better, The Art of Ageing Well」を出版。多くの女性たちをインスパイアしています。
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Cameron Diazさん(@camerondiaz)がシェアした投稿 - 2016 1月 14 6:04午前 PST
ちまたで流行中のグルテンフリーダイエット。
セレブのキャメロンは実践してるの、してないの?
いつからか小麦、大麦、らい麦といった穀物から生成されるたんぱく質の一種であるグルテンは、ダイエットどころかヘルシーボディの大敵とみなされるようになりました。特にアメリカでは多くの食料品に「グルテンフリー」の文字が書かれ、セレブたちの圧倒的多数も「グルテンフリー」ダイエットを実行。日本でもパン、パスタ、ビールなどの小麦を抜いた食事をする女性も増えました。と言うことは、健康エキスパートのキャメロンももちろん「グルテンフリー」なのかと思いきや、その答えは「NO」。
過度のグルテン摂取は控えているものの、無理して拒否はしていません。現に毎朝朝食にはオートミールと野菜を食べるのが日課だといいます。またパスタもキャメロンの大好物。ただし、パスタに関しては、可能な限り、白い小麦から作るパスタではなく全粒粉かキヌアのパスタにほうれん草とトマトなどをニンニクかエシャロットとともに炒め、パルメザンチーズをかけて食べるなど、炭水化物を上手に摂取して体を満たしているそうです。
ある日のたんぱく質の摂取法。
キャメロンは毎日キヌアにチアシードといった健康食品ばかりを食べろとは言いません。実際に彼女は80/20という、口にするものの80%は栄養価が高く健康的なものを、そして残りの20%は個々の体が欲しがる塩気、酸味、甘味などを食べるルールを推進しています。このルールに従うことで、「食べたいものが食べられない」というストレスを回避できるのです。
また炭水化物同様、キャメロンはたんぱく質の摂取法にもこだわります。最も理想的なたんぱく質の摂取方法は、1日に少量ずつ何度も摂ること。そうすることで、体内にアミノ酸が常にある状態になるから。ちなみに成人女性が1日に摂るべきたんぱく質は40~50グラムとのこと。なので、朝、昼、おやつ、夜の食事時に上手に取り入れるのが大事なのだそうです。そんなキャメロンが大好きなたんぱく質源はたまご。下記のように計算をして1日のメニューを決めます。
朝食→ 卵白2、卵黄1にすりおろしたチーズ15グラムを入れたオムレツ= たんぱく質約15グラム
昼食→ ヒヨコマメ半カップ、玄米半カップ、ケール、トマト、パセリなどをミックスしたサラダをレモンで=たんぱく質約11グラム
おやつ→ アーモンドひとつかみ= たんぱく質約7グラム
夕食→60グラムほどのサーモンの切り身にほうれん草とレンズ豆のサラダ =たんぱく質約14グラム
そんな彼女が1つだけアドバイスをするとしたら?
カロリー、脂質といった言葉に敏感に反応するようになっている現代人。だけど高カロリーでも栄養素が高いものを食せばそれがパワーに代わり、低カロリーでも栄養素のないものを食せば疲労や体調不良へとつながる。それは脂質にも言えること。もちろんキャメロンは高脂質でも高カロリーでも、良性のものであればOKと認識しています。それは、彼女が無人島に1つ食べ物を持って行けるとしたら「アボガド」と答えているように、高カロリーだけど栄養素の高いアボガドを愛していることからも明白。またチーズ愛も高く、チーズはほぼ毎日なにがしかの形で食べているようです。そんな彼女が美や健康に関するアドバイスを1つだけするとしたら......。
「とにかく水を飲むこと」だという。
「寝る前に飲料水を洗面所に置いておき、朝一番にその水を飲み干します。就寝中に体内の水分が失われているからです。水は室温で、気が向いたらレモンをひとしぼり。これが私の元気のもとです。水はあなたの命です」
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日曜日は1週間で最も大事な時間。
ランチデートもお断わり!
キャメロンにとって日曜日は1週間で最も大事な1日。友人たちのランチデートもすべて断り、予定も入れず、電話にも出ないそうです。なぜなら来たるべく1週間の食材を買いこみ、調理する大事な日だから。「姪や甥っ子たちには日曜日に遊びたいなら我が家で、と伝えておきます」。では1週間分の用意はどのように行っているのか。以下がキャメロンのルールです。
1.運動量を考える
1週間の運動量を考えて、食材を用意。例えばその週はジムに通いハードなトレーニングを行うとしたら、それをサポートする量の食材を。ジム通いは週2で他の日も軽い運動だけの場合は。それに必要な栄養を組み合わせる。
2.朝食の準備
週に何回家で朝ご飯を食べるかを想定。バナナやシリアルなどを常備
3.主食を準備
玄米や雑穀をまとめて炊いて小分けに冷凍をしておく(黒レンズ豆、キヌア、玄米など)。
鶏肉、魚、牛肉、卵も常備
4.野菜と果物を用意
ケール、トマト、ホウレンソウといった日持ちしない生鮮食品などを週の頭から使っていく
5.万能アイテムレモンを欠かさない
日曜の夜は「Kitchen Sink Soup(台所に潜んでいたスープ)」と題した冷蔵庫の残りものをかき集めて作るスープを食すのだという。こうして効率よく古い食材を使いきり、新しい食材と入れ替えるのだそうです。冷蔵庫に残された野菜などをチキンでとったスープで煮込んでいただく。セレブが毎晩素敵なディナーを食べていると思ったら大間違いなんです。
後編では、キャメロン・ディアスのボディメイク術についてご紹介します。
キャメロン・ディアスの人気著書はこちら。
『The Body Book』
『The Longevity Book: Live Stronger. Live Better. the Art of Ageing Well. 』
文/柴崎里絵子
Photo by Getty Images
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