まさにそんな忙しくて良質な睡眠がとれない現代人に向けた本が、ヨガ講師サントーシマ香さんの著書「疲れないからだをつくる 夜のヨガ」。からだと心をときほぐす寝る前のヨガのポーズや呼吸法の他に、明日に疲れを持ち越さないための日々の習慣などが紹介されています。
からだや心のオンとオフの切り替えは、活発にする交感神経と鎮静化させる副交感神経によっておこなわれているそうです。スマホやパソコンの画面が放つブルーライトは、常に交感神経を刺激する光です。仕事以外の時間や寝る直前までずっとスマホを眺めている人は、常に交感神経が活発化している状態といえます。夜になったら意識的にスローダウンして副交感神経の方を高めていくことで、眠りの質が格段に上がり明日に疲れを持ち越さなくなります。
簡単に実践できるリラックス法「4-7-8呼吸」今回は「疲れないからだをつくる 夜のヨガ」の中から、誰でも簡単に実践できる呼吸法、「4-7-8呼吸」をご紹介します。
1.両手をひざの上におき、舌の先を前歯の裏側につけます。鼻から4カウントで息を吸い7カウント息を止めます。
2.口から8カウントで息を吐き切ります。
個人の体質や生活により必要なヨガは異なってくると言われています。とくに不眠症に悩まされている体質の方は、ヨガスタジオで行われている様な活力を高めるアーサナ(ポーズ)が逆に体調を崩す元になることもあるので要注意。
人は一生懸命に頑張ることには集中できるのに、 意識的に休むことはなかなかできなかったりしますね。疲れや不調はからだと心から発信されている休息のサイン。自分がもし疲れているなと感じたら無理をせず、「疲れないからだをつくる 夜のヨガ」で紹介されているような休むための呼吸法やヨガのポーズ、日々の習慣を取り入れていけるといいですね。
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