おしゃれな雰囲気は、洋服だけでは作れません。着こなし力? 雰囲気作り? もちろんそれも必要ですが、それ以上に重要なのが"ヘアメイク"。どれだけ素敵な洋服を着ていても、ヘアメイクとずれていると、その素敵さは半減どころかマイナスになってしまいます。
「おしゃれのおさらい」からリニューアルしたファッション連載「Enjoy Fashion!」初回は、より自分らしくおしゃれを楽しむための第一歩として、ファッションとヘアメイクの関係性について考えてみます。
リラックス感あるスタイルは、ヘアを中心にたとえば、"ロングスカート+スニーカー"、"ワイドパンツ+フラットサンダル"など、今の主流でもあるリラックス感あるスタイルで、ベースもアイメイクもしっかりのバッチリメイクというのはどうでしょう? メイクの気合いが、せっかくのリラックス感を台無しにしてしまい、どこか古臭く、残念なことになってしまいます。
しっかりメイクに慣れてしまっていると、少しナチュラルにするだけでも不安になってしまうのはわかります。でも、自己満足なファッションにしないためには、ファッションとメイクの雰囲気を、合わせていかなければいけません。
では、ヘアスタイルもラフにすればいいのかというと、それはちょっと難しいところ。ラフにしすぎてしまうと、ご近所に出掛ける雰囲気にしかならないかも。どちらかと言うと、リラックス感のあるスタイルのときは、メイクよりヘアスタイルに力を入れたほうが良さそうですね。(もちろん、ほどほどに)
メガネのときは、メイクを引き算するメガネスタイルでのバッチリメイクも、考えもの。度入りの本気メガネも、おしゃれアイテムとしての伊達メガネも、アイメイクがバッチリすぎると、若作り感、もしくはコスプレ感が否めなくなってしまいます。大人の女性がメガネを掛けるときは、いつものメイクから少し引き算してあげたほう方が、素敵な雰囲気が作れそうです。
キレイめスタイルは、きちんとメイクできりっとしたコンサバティブなスタイルや、ふんわりフェミニンなスタイル。キレイめスタイルを作り上げる場合、ノーメイクやナチュラルすぎるメイクでは軽くなってしまうかも。光沢のある素材のトップスやふんわりしたスカート、ゴールドのアクセサリーやヒールシューズなどが、自分の顔に馴染まず浮いてしまうことも。きちんとベースを作り、肌の色を明るく見せたり、しっかりアイメイクで印象を強くしたり、チークやリップで色味をプラスしたり......。自分の顔の特徴、好みに合わせ、きちんとメイクし、華やかさをプラスすることが必要です。
ヘアスタイルはどうでしょう? キレイめスタイルの場合、自分の作り上げたい雰囲気次第かもしれません。ラフにまとめヌケ感を出したり、きっちり決めてスタイリッシュにまとめたり。いろいろ試して、イメージしている自分に近づけるヘアスタイルを探すのも楽しいかもしれませんね。
ファッションと同じく、年齢やそのときの流れに合わせ、ヘアメイクもアップデートが必要です。今のメイクは、どのくらい前から続けていますか? 最後にヘアスタイルを変えたのはいつでしょう? 自分のファッションがしっくりこない、なにかおかしい......と感じているなら、きっとヘアやメイクも見直してみるタイミングです。
イラスト/米山夏子
イラスト/米山夏子
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