愛する人に上手に甘えたい。欲を言えば、普段からだれにでも自然に甘えられる、愛され体質でいたい。そう願うものの「甘える」ってタイミングを逃してしまうとなかなか難しいもの。意を決して甘えてみても、あまりにもちぐはぐだと相手から避けられてしまうかもしれません。その結果、傷つき「もう二度と甘えない!」という気持ちになってしまうなんてことも......。
こうしたことを防ぐため、今回は上手にわがままを受けいれてもらうための3つの基礎ルールについてお伝えしたいと思います。
普段から小さなわがままを言ってみる普段我慢している反動でつい爆発してしまったり、「なんであの子ばっかり!」と怒りをぶつけるようにわがままを言うと、それは受けいれられることはありません。相手も普段のあなたとのギャップに驚き、「どうしてそんなことを言うの?」「なぜ怒ってるの?」と引かれてしまうのです。
こうしたちぐはぐさを防ぐために、普段から小さなわがままを増やしてみてください。これは我慢しすぎていることを、我慢しないようにそっと伝えてみるということです。
たとえば「少しアドバイスをもらえたら嬉しい」「今のもう一回詳しく教えてほしい」「一緒に運んでほしい」というように、相手の労力がそれほどかからない小さなことを選んで、普段から助けてもらう癖をつけてみてください。
こうすることで、心理的に普段から甘えられているためストレスもたまらなくなり、人とのつながりを感じられるようになります。その結果、助けられていることに満たされ、強いフラストレーションは消えていきます。
「対等に甘え合う」という感覚を持つわがままが下手な人ほど、相手のわがままは一方的に受けいれてしまう傾向があります。そのうえ、相手のわがままを受けいれることは上手なのに、「自分が頼むなんてとんでもない!」と小さなことを頼むのを拒絶してしまっていることも少なくありません。
こうしたパターンを変えていくために、相手の願いを叶えてあげたら「自分がやってあげたことを相手にやってもらうこと」を気持ちよく受け取るようにしてみましょう。
たとえば仕事を手伝ってあげたとしたら「私も今度手伝ってもらうからね」と言ってみたり、ご馳走してあげたとしたら「次の機会は○○でおごってもらうね」と軽く伝えてみたり......。
やってあげることとやってもらうことのバランスを上手に保つことで、良い付き合いができるようになっていきます。
相手の立場で考えてみる甘え下手な人ほど、わがままを言う前に「こんなことを言ったら拒絶されるんじゃないか」と恐怖を感じてしまうことが少なくありません。しかし実際には、自分が考えている以上に他人は、やってあげたいと想ってくれていることが多いのです。それどころか「どうして頼ってくれないの?」「もっとわがまま言っていいんだよ」と言ってくれることも往々にしてあります。
それでもわがままを言うのが怖いなら、「これを自分が言われたら嫌だろうか?」と、ワンクッションおいて考えてみてください。たとえば、「自分だったら手伝ってほしいと言われて嫌だろうか? いや、快く手伝うな」「話を聞いて欲しい、相談にのってほしいと言われて嫌だろうか? いや、大切な人のために話を聞いて力になってあげたいな」こんなふうに、自分が言われても大丈夫だと確認し安心した上で、他人に頼るようにしてみてください。
甘えるというのは、他人を信頼することであり、他人の力を借りることであり、自分の弱さを認めて他人と共に生きることです。人は一人では生きられません。あなたも自分一人で頑張る癖をやめて、小さな甘えから愛されることを受けいれる体質をつくってみてくださいね。
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