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圧倒的なパワー。過去最大級の展示「草間彌生 わが永遠の魂」の見どころは?

2017/02/27 22:00 投稿

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日本を代表する現役アーティストしてすぐに思い浮かぶのが、草間彌生

草間彌生といえば、水玉をモチーフとした数々の作品や、瀬戸内に浮かぶアートの島・直島の「かぼちゃ」ですっかりお馴染みでもありますが、2016年世界で最も影響力がある100人(『タイム』誌のモダンアートの分野)に選ばれたことも記憶に新しいと思います。日本が生みだした最も傑出したアーティストであり、世界的に見ても巨匠の域に達した存在です。

《南瓜》/フォーエバー現代美術館蔵、2007年 ©YAYOI KUSAMA

都内近郊でも彼女の企画展はわりとちょくちょく開催されているので、実際に作品を目にした人も多いと思いますが、あの作品からみなぎるパワーにはいつも圧倒されます。そんな彼女の最大級の個展が2月22日(水)から国立新美術館でスタートしています。

「わが永遠の魂」シリーズより《いまわしい戦争のあとでは幸福で心が一杯になるばかり》/
2010年 ©YAYOI KUSAMA

「わが永遠の魂」と題されたこの個展では、2009年から精力的に描き続けている大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に、約130点もの作品が公開されます。今回は1957年〜1973年にかけ単身アメリカに渡ったNY時代のモノクロームな作品や、初期の抽象画なども展示され、じつに見応えたっぷりの内容となっているようです。

「わが永遠の魂」シリーズより《しのびがたい愛の行方》/2014年 ©YAYOI KUSAMA

これまで彼女の作品の一部しか観たことがなかった人にとっては、草間彌生という稀有なアーティストの全貌に触れるまたとないチャンス! 日本初公開となる圧巻の最新作ももちろんですが、彼女の代名詞ともいえる水玉モチーフの作品やネット・ペインティング、ソフト・スカルプチュア、無限の鏡の間など、多岐にわたるKUSMAワールドを思い切り堪能できるとあって、注目度が高まっています。

48歳の頃から現在にいたるまでずっと精神科病院で暮らしながら、今もなお、創作意欲途切れることなく作品を制作し続ける彼女の圧倒的な"アート"を体感しに足を運んでみたいものです。

「わが永遠の魂」シリーズより《私に愛を与えて》/2015年 ©YAYOI KUSAMA

[草間彌生 わが永遠の魂]

会期:2017年2月22日(水)~5月22日(月) ※毎週火曜日休館、ただし5月2日(火)は開館

開館時間:10:00~18:00 ※金曜日、4月29日(土)~5月7日(日)は20:00まで開館

会場:東京都港区六本木7-22-2(国立新美術館 企画展示室1E【東京・六本木】)

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