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2017年、「余白」のある生活を送るためにする7つのこと【My Ubud Life】

2017/01/28 23:00 投稿

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平安時代の人の一生分に相当する情報量に1日で触れてしまう現代人は、「情報」が脳の隅から隅まで埋め尽くし、「夢想」する隙間も、「想像」する隙間も、インスピレーションが降りて来るはずの隙間も、なくなってしまう。

余裕をなくした心は、周りのふとした「美」に気づくこともなくなり、その瞬間を生き、心底楽しむこともできず......バリ島に住んでいるのに東京に住んでいた頃より忙しいスケジュールで、免疫力も落ちて病気しがち。そんなネガティブスパイラルに陥った去年から一気にこのサイクルを断ち切ろうと、今年は生活を一新! まだ1ヶ月ですが、「余白」のある生活を送るためにしている7つのことが思った以上の効果を発揮しています。

1. 携帯で仕事をしない

今年、思い切って携帯のメールアプリから仕事アカウントを非表示にしました。実際メールは添付ファイルがついていたりして、携帯では返信できないものも多い。なのに、一度既読にしてしまうと、返信し忘れたり......。そしてメールを一通り見たら、ニュースアプリを見はじめたり、気づいたらFacebookをスクロールしていたり......。特に生産性もクオリティも高くない時間が、あっという間に過ぎていきます。

そこで携帯で仕事をするのを一切やめてみたら、全く困らない! 非表示なので、緊急時には表示してチェックすることはできますが、それ以外では、むしろ、インスピレーションやアイディアが浮かぶ「間」ができ、仕事効率は確実に上がります。

2. 働く場所・働き方を選ぶ

働く場所・環境はとても大切です。私が住むバリ島ウブドはノマドワークのハブ。幸いその日の気分に合わせて、自分がその日働きたいシェアオフィスやカフェを選べます。仕事が溜まっているとつい「家でいっか」となりがちですが、そこを10分、20分移動に時間をかけてでも、心地よい場所で働くことがどれだけ心の余裕と仕事の効率化に繋がることか! アメリカでは、労働人口の30%がノマドワークと言われていますが、生産性、社員の忠誠心、満足度がUPし、その効果とメリットは明らかです。

また、今、日本でも8%の企業がすでに週休3日制を取り入れているそうです。それは、介護や育児のためにお給料を減らしてでも週3日休むことを選ぶケースや、週3日休んでも同じクオリティを提供できる優秀な人は減給せずに3日休んでいたり、1日は業務外の「学び」に使うことを企業が勧めていたり......さまざまなケースがあるようですが、1日に10時間以上働いている私は、「だったら4日で収まるはず!」と、今年は週休3日を目指します!

3. 酵素をたくさん取り入れる

腸は第二の脳と言われますが、腸内細菌は、体内のドーパミン(快楽を与える物質)の50%、セロトニン(安心感につながる物質)の90%を生成しているとも言われ、幸福感をUPし、不安や鬱の症状軽減など、心の状態に大きな影響力があるそう。さらにストレスを低下し、学習能力や生産性もUP。肌もきれいになり、健康体を手に入れ、心に余裕ができるのも「余白」です。コールドプレスジュース、お味噌、テンペ......酵素をたっぷり取り入れるようにしました。ここウブドは多くのカフェでコールドプレスジュースを売っているので、私の朝ごはんはたいていコールドプレス。

4. 毎朝、15分だけヨガ&筋トレをする

なかなか続かないエクササイズですが、今年から毎朝のヨガと筋トレを15分だけすることを徹底。壁のない自宅リビングで朝一でヨガをすると、太陽光を浴びてセロトニンが分泌され、体の隅々にまで酸素が行き届いてから1日を始めると、1日の生産性が驚くほど違う! ワーカホリックの私は、生産性の話ばかりしているようですが(苦笑)、生産性を高めれば、家族との時間や趣味の時間も増え、クオリティオブライフは間違いなく向上します。

5. 全身全霊で、愛する人たちと時間を過ごす

これが、何よりも、豊かな時間。この豊かな時間を、ちゃんと「豊か」に過ごせていなかったのが去年。家族といても仕事のことを考えていたり、友達とカフェに行っても携帯画面を見ていたり、愛する人と一緒にいるのに、ちゃんと全身全霊でその瞬間、その場所に「居られていない」。いつの間にか相手への不満にフォーカスしていたり、粗探しをするようになっていたり......、もともとどうして今ここにこの人と一緒にいるのか、どうしてこの人と会いたかったのか、自分の無意識な傲慢さに埋もれて見失っていたり。しかし、会う人会う人とちゃんと全身全霊でそこに存在し、その時間を共有することができたら、これ以上のエネルギーの源はないはず。

6. 全身全霊で、「暮らす」

これが意外に効果的! 忙しいからとごはんを簡単なもので済ませたり、疲れているから子どもたちが散歩に行きたいのに家で遊ばせたり、気づいたら畑のトマトがバリの太陽で干からびていたり......。忙しいからしょうがない、と思っていたことを、しょうがないで済ますのをやめて、帰宅したらすぐ子どもたちと外に出て自然農化した畑を再生し、家を片付け、毎日しっかり心を込めた料理を時間かけてするようにシフトしたら、罪悪感が減り、自分への満足度と充実感が上がり、疲れは驚くほど感じない。

7. 「できるかできないか」ではなく「するかしないか」に切り替える

忙しいから瞑想ができない、料理をする時間がない、趣味に使う時間がない、本を読む時間がない......と言い訳を作っているのは他の誰でもなく自分忙しいからできないのではなく、忙しいけどしてみたら、意外とできてしまうことが判明し、去年の私を猛省。仕事の量は変わらず多いのに、このマインドに切り替えて、諦める前に、言い訳する前にやってみたら、意外と余白はどんどん増えていく。今年は、第一子を出産してからできていなかった歌と踊りとピアノをリバイバルさせます!

これを実践しはじめてまだ1ヶ月ですが、以前より家族が、暮らしが、自然が、人が、より愛おしくなったのが一番の変化。めまぐるしく変わる今の時代、人間の進化より早いスピードで社会のあり方が変化していく現代、自分のあり方も、生き方も、社会との付き合い方も、そのときそのとき、うまく、柔軟に、適応していかないといけません。なんと難しい時代になったのでしょう。

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