本来、寝ている間に寝返りを打つことで日中の疲れや緊張を解消しますが、寒い季節にはからだを小さく丸めて寝ていたり、就寝中に首や肩が冷えてしまったりすることで、血行不良に陥りやすくなります。
まずは朝一番に、からだの側面を伸ばしてからだの緊張をほぐしていきましょう。からだの側面を伸ばすことで肩まわりや背中、腰回りの筋肉を伸ばすことができます。
1. 仰向けの状態になり、両手をバンザイして手足を引っ張られているイメージで上下に伸びる。
2. バンザイの体勢から右手で左手首をつかみ、右足を少し外側に開き左足を右足にそえる。
3. 息を吸いながら右手で左手首を引っ張り、上体を右側に傾かせてからだでアルファベットのCを描くように伸びる。
※1〜3を反対側も同様に行う。
「猫の伸び」で背中上部をストレッチ猫や犬があくびをしながら背中を伸ばす姿をよく見かけますが、これは丸くなり寝ることが多い動物にとっては、からだの柔軟性を保ち次の行動をうつすための準備体操となっているようです。また背中を柔らかくすることで自律神経を整え、目覚めをすっきりさせることができます。
1. 四つん這いになり、手を前に歩かせて胸とわきを床にできるだけ近づける。
2. おでこかあごを床につけて、深い呼吸を繰り返す。
「アップドッグ」で背中下部をストレッチ「アップドッグ」は、ヨガでは太陽礼拝のポーズのひとつとして有名なポーズ。その名の通り、犬が上向きに伸びをする姿に似ています。胸が開き腰まわりもよく伸びるので、呼吸器系の不調を整えたり腰痛を緩和したりといった効果が期待できます。
1. うつ伏せになり、両手を胸の横につく。
2. 息を吸いながら手のひらで床を押して上半身を起こし、そのまま両肘を伸ばして胸を前にスライドさせるように天井に向ける。
3つの伸びのポイントは、気持ちよく感じる程度に伸ばし、深い呼吸を繰り返し行うこと。呼吸をしっかり行うことで、からだの内側からも筋肉をほぐして全身の血流を促し身体を温めてくれます。
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