それは、2016年12月2日(金)~2017年1月22日(日)まで開催される「暮らしを寿ぐ(ことほぐ)切り紙 窓花(まどはな)」展。
「窓花」とは、中国中央部に暮らす女性たちが農閑期の手仕事としてつくる、新年を迎える祝賀の心を込めた切り紙。新たな年を迎えるにあたり、それぞれ暮らす家の窓飾りを自らの手で作り続けています。モチーフは、そこに生きる人たちの生活に欠かせない動植物や、想像上の人物や生き物など。それらをハサミと紙だけでおおらかに表現しています。
中国の小さな芸術に込められた想いそんな「窓花」には、厳しい環境でも心豊かに暮らす人々の智恵や手仕事への想いにあふれています。異なる文化でありながら、どこか懐かしさや、心の豊かさを感じさせるから不思議。また、会場には現地で人々が暮らしている自然の崖地に横穴を掘った構造の家屋で、推定100年近く実際に使われていたファザード(建物正面部分)も展示されるそう。
暮らしに寄り添った美と、小さな切り紙が生まれたその地へと開かれた、ささやかな窓のような展覧会。期間中は、トークやワークショップ、映画上映など関連イベントも行われるようなので、年末のお出かけにチェックしておきたいですね。
会場 ATELIER MUJI
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-8-3 インフォス有楽町 無印良品有楽町2F
会期 2016年12月2日(金)~2017年1月22日(日)
※2017年1月1日は、休館日のためお休み
開場時間 10:00~21:00(入場無料)
※12月31日、1月2日は短縮営業のため18:00まで