今こそもう一度見直したい「非常食」ガイド〜アメリカ版〜

未曾有の震災から１年と7か月。

震災直後に購入した「非常食」も、賞味期限なども含めて、今一度、見直してみませんか？

アメリカの雑誌「REAL SIMPLE」のウェブサイトで、揃えておくべき「非常食」や「保存食」についての記事が掲載されていましたので、ご紹介します。


【非常食】の極意
■非常時には、通常よりも多くのエネルギーが必要なため、栄養豊富で高タンパクな食品を摂る必要がある
■しかしながら、供給が限られているので、質より量が大事
■賞味期限まで6〜12か月間の猶予があることを確認すること
■【缶切り】も忘れずに！


【用意しておくべき「非常食」14品目】

1：ピーナッツバター
優秀なエネルギー源。ヘルシーな脂質と、たんぱく質の供給源でもあります。特記がない限り、封をあけたあとでも冷蔵庫に入れておく必要もありません。

2：全粒粉のクラッカー
パンの代わりに。クラッカーでサンドイッチを作ることも可能。食物繊維も豊富なので、プレーン・クラッカーよりも腹持ちが良い。

3：ナッツとトレイル・ミックス
栄養価が高く、たくさん用意しておくと安心。健康的で、おやつ代わりにも。真空保存できる容器があると、ナッツの新鮮さを保つことができます。（トレイル・ミックス：登山者やハイカーのための簡易栄養食。ドライフルーツ、ピーナッツ、チョコレートやスナックなどが入っている）

4：シリアル
雑穀のものを選ぶこと。個別包装されているものであることも重要。

5：グラノーラ・バーとパワー・バー
健康的で満足感がある。賞味期限はだいたい6か月ほど。炭水化物の供給源。炭水化物は、少量でもパワー源に。

6：ドライフルーツ（アプリコットやレーズンなど）
新鮮な果物が入手できない時、カリウムや食物繊維の供給源になります。

7：ツナ、サーモン、チキン、ターキーなどの缶詰
賞味期限が「2年」と長く、便利。必須タンパク質の供給源にも。

8：野菜の缶詰（グリーンビーンズ、にんじん、豆など）
新鮮なものが手に入らない時のために

9：スープやチリなどの缶詰
缶を開けてそのまま食べることができる上、たくさんの栄養素が含まれている。減塩のものを選ぶこと。

10：水
最低でも3日間分用意しておくこと。1人あたり1日／1ガロン（約3.8リットル）
半分は飲むため、あとの半分は料理や洗浄用に。

11：スポーツドリンク
安全な飲料水が確保できない時、スポーツドリンクに含まれている電解質と炭水化物が脱水症状から守ってくれます。

12：スキムミルク
新鮮な乳製品は冷蔵庫が必要だけれど、スキムミルクは常温保存が可能。牛乳が手に入らない時、カルシウムとビタミンDの供給源になります。

13：砂糖、塩、コショウ
プロパンガスや炭火などが使えるなら、料理ができます。その時に、最低限の調味料が必要になるため。

14：マルチビタミン錠剤
栄養補給に。


中にはとってもアメリカらしい品目もありますが、その理由を知ると、とても参考になりますよね。
また、例えば、缶詰のリストに「鯖缶」や「サンマ缶」を加えたり、調味料に「醤油」や「味噌」を加えるなど、日本流のアレンジをしながら、このリストを参考に非常時に備えてくださいね。

text by 石川裕子
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ハワイ島で写真教室・ウェディングや記念写真を撮影するフォト・エージェンシー「三日月カメラ」代表。大手新聞社にて報道カメラマンとして勤務後、ハワイ島へ。ハワイ州マッサージ・セラピストライセンスを持ち、レイキも施す「揉んで癒せる」スピリチュアル系フォトグラファー。猫とウクレレをこよなく愛し、夜な夜なサザンを弾き語っています。
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