決して広いとはいえない日本の国土ですが、その7割をしめているのが「森林」です。世界有数の森林大国でもある日本ですが、この森林の"放置"が問題になっています。
「放置すると、どう問題なの?」と疑問に感じる方もいると思いますが、じつは、森林を放置することで私達の生活にとって身近な問題に直面しているのです。
例えば......
・台風や大雨による土砂災害を起こしやすい
・二酸化炭素を吸収する力が弱まっている など
では、人間と森林が上手に共存していくためには何が必要かというと、収穫期に伐採し、新たに木を植え、育て、また伐採するという、本来のサイクルを取り戻すということ。
と、いわれても正直ピンとこないですよね......そこで、気軽にできることとしておすすめしたいのが、国産の木材を積極的に利用している企業の商品を購入すること。これなら、今日からでも始められそうですよね。
その一つとしてご紹介したいのが、北海道十勝で採れる木材にこだわった「工房十勝の木のうつわ」のうつわです。
ウェブサイトには、なんと23種類もの十勝の木材が紹介され、見ているだけでも日本の森の豊かさを実感することができます。
ちなみに、私のお気に入りは「エンジュ」(写真右)という木材。十勝の木の中では一番濃い色の材種で、深いショコラカラーがたまりません! それぞれの木に独特の色と香りがあって、同じ形のうつわでも選ぶ木材が変えれば、まったく違う表情になるのも魅力です。
工房では、うつわを作る材種を相談して決めることもできるそう。日本の森に想いを馳せながら、お気に入りの材種を選ぶのも素敵です。
[工房十勝の木のうつわ,日本の林業の現状,林野庁/森林は二酸化炭素を吸収しています]
text by 石川裕子
ハワイ島の写真教室「三日月写真教室」、ウェディング&記念撮影「三日月カメラ」代表。大手新聞社にて写真記者として勤務後、ハワイ島へ。ハワイ州マッサージ・セラピスト・ライセンスを取得。猫とウクレレをこよなく愛し、夜な夜なサザンを弾き語っています。
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