視点を変えるだけで新鮮に
たとえば「他者の目を通して世界を見ること」もそのひとつ。
「ハーバードの人生が変わる東洋哲学 悩めるエリートを熱狂させた超人気講義」(早川書房)にはこのような一文があります。
視点を変えれば、新鮮さと情熱をもって人生を経験できるようになる。
(「ハーバードの人生が変わる東洋哲学」P190より引用)
たしかに自分にとっては、ぱっとしないお店やモノ、ものごとさえも、友人の目には素敵にうつるかもしれません。そんな友人の意見を聞けば、見方もちょっと変わります。
そんな風に他者の目を通して見てみると、ありきたりの風景も新鮮に感じるというわけです。
さまざまな人とふれあい、さまざまなものの見方を知ることで世界がより広がる。それはきっと「感情」もおなじです。
人生のあらゆる局面をいとしめるように
たとえば相手を非難したくなるときは、自分の視点が普遍的だと思い込んでしまっている可能性もあります。
「自分の常識は他人の非常識」という言葉もあるように、同意するかしないかは別として、相手の視点に立ってみてはじめて批判の気持ちがおさまることも。
さらに悲しい、苦しい状況にあったときも同じ。広い視野で自分の置かれた状況を眺めることができれば、ツラい気持ち以外のものも見えてくるかもしれません。
こうして自分の習癖から抜け出し、視野を広げ、いろんな視点のもつ可能性に心をひらいてみると、その先にどんな世界が待ち受けているのでしょうか。
さらに本にはこのように書かれています。
制限のない視点から本当にすべてのものを見られるようになれば、人生のあらゆる局面をいとしんで受け入れられる。
(「ハーバードの人生が変わる東洋哲学」P195~196より引用)
視点を変えるだけでより日々の暮らしが豊かになるだけでなく、もしかすると些細なことくらいはおもしろがって受け入れられるようになるかもしれません。
そしていつしかこの文にあるように、あらゆる人生の局面をもいとしめるようになれたら最高ですね。
[ハーバードの人生が変わる東洋哲学 悩めるエリートを熱狂させた超人気講義(早川書房)]
photo by Thinkstock/Getty Images
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