初夏の心地のいい陽気で外で過ごすのが気持ちいい日々です。家で過ごしていても、窓を開けて通り抜ける風の心地のいいこと。

さて、わたしの家の庭の前は児童館の館庭です。学校から帰って来た子どもたちが、目と鼻の先でドッヂボールをしたり、かけっこをしたりしています。子どもが大勢で遊んでいるわけで、その音量は相当なもの。窓を開けた状態でスカイプ会議をしたところ、相手から「周りがうるさくて声が全然聞こえない」と言われたこともあります。はい、うるさいかうるさくないか、と言われたらうるさいです(笑)。こんなふうに子どもの声をうるさい、と言うことに対してはいろいろな意見が出てくるかもしれませんね。

でも、その音量をうるさいとみなすこと(「うるさい」というラベルを貼るというジャッジ)は止められることではありません。それなのに、そういう「ネガティブっぽいこと」については、思ったり考えたりしてはいけない、と自分に自分で規制をかけて、なかったことにしがち。あるいは、そんなことを思っちゃう自分てダメだ、器が小さい、心が狭い、とか自分を責めてみたり?

「ネガティブ」な感情やジャッジをわざわざ声に出して言う必要はないかもしれませんが、感じたことに蓋をすることもありません。さらには、感じたことに対して、なかったことにしようとしたり、自分を責めたりしたとしても別にいいわけです。ただ、そういうことが自分の中で起きているな、と認知します。これが、マインドフルネスです。

マインドフルネスで心が穏やかになる、かもしれませんが、ならないかもしれません。結果は問題ではないのです(というか結果はコントロールできません)。ただ、今ここで起きていることを、そのまま認知する。それだけです。そうは言っても「ネガティブ」な感情を認知することは居心地の悪いことかもしれませんね。後編では「ネガティブ」な感情との付き合い方をもう少し考えてみます。

今日の一枚:

嫌なことは嫌、がはっきりしているのが猫。これが嫌い、なんて言ったら嫌われちゃうかも、これが嫌いなんてわたしって器が小さいわ......なんて考えていないのでしょう。

>>明日の後編に続く

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