明治3年に旅館としての創業から、歴史を刻む京都の料亭「和久傳(わくでん)」

その和久傳の「これまで料亭として培ってきた数多の"しごと"と共に、郷土への想いを通じてお客様やまわりの方々を思いやりながら様々な楽しみを共有してきた"あそび"」を感じることができるイベント「和久傳のしごととあそび」が、現在日本橋三越本店で開催中です。

伝えていきたい日本料理の文化 京都「和久傳」

「しごと」の枠では、「日本料理を通し、私たちが受け継いできた食と文化のすばらしさを伝えていきたい」という願いから、料亭の"しごと"として培ってきた料理が並びます。また、今回の出店が初のお披露目となる「料亭のだし」のほか、おもたせとして人気のれんこん菓子「西湖」、福久梅鰯や鯛味噌茶漬けなどの「なごみ煮」も購入できるそう。

れんこん菓子「西湖」

「なごみ煮」の福久梅鰯 細部に宿るおもてなしの心

一方、「あそび」の枠では、和久傳オリジナルの紫野和久傳の商品に加え、和久傳のおもてなしに欠かせない品々が並んでいます。

京都の人気骨董店「てっさい堂」からは幕末期の古伊万里の器が1枚から購入できる豆皿や御猪口が。

てっさい堂の古伊万里の器は飾っても、使っても素敵

「染司よしおか」からは、染色家・吉岡幸雄さんが作る日本の色にこだわった美しい草木染めの商品が並んでいます。

染司よしおかのストールとバッグ

私もさっそく初日に訪問しましたが、日本の暮らしの美や暮らしの文化を感じると同時に、もてなす楽しさを知ることができました。

「和久傳のしごとと遊び」

会場:日本橋三越本店 本館5階「ギャラリー ライフ マイニング」

開催期間:2016年4月13日~5月10日(火)

RSS情報:http://www.mylohas.net/2016/04/053987wakuden.html