鞄の大きさ、かたち、アンティークビーズの模様、刺繍のゆがみなどにひとつひとつ個性があり、それが手仕事の「味わい」になっています。
また、木や植物のタンニンで手なめしされた、自然な革が多く使われているのも特徴。
そんなハンドメイド、エシカル、サスティナブルなど、「アンリークイール」の根底に流れるテーマを軸に、新たな世界が展開されています。
魅力的なハンドメイドブランドが仲間入り
「アンリークイール青山本店」に、3月から「péro」「11.11 / eleven eleven」の2つのブランドが仲間に加わりました。
「péro」と「11.11 / eleven eleven」は、インドの伝統技術を大切にしながらファッションに昇華させているブランドです。インドはじつは、とてもファッショナブルな国だとか。
インド出身のデザイナー、アニース・アローラによる「péro」は、「to wear」を意味する言葉です。
インド各地の伝統的な織物の技術を取り入れながら、丁寧に施されたハンドメイドのステッチワークや刺繍がミックスされたコレクションは、すべてのディテールにこだわりがつまっています。なつかしさがありながら、新鮮でとてもキュート。
また、「11.11 / eleven eleven」は、デザイナーのシャニ・ヒマンシュとミア・モリカワのふたりでつくられています。
世界最古の原綿を手摘みし、手織りされたデニム生地をひと針ひと針手縫いして縫い上げられたというジーンズ。細かいステッチワークには、驚きがあります。
ウエストには裁断から縫製まで仕上げた職人の名前が、自信と誇りを持って縫い込まれています。
伝統的なものとモダンなもの、自然なものと都会的なもの、ふたつの世界が会話しているような店内に足を踏み入れれば、伝統的な技法と職人たちを大切に、自然への優しさと愛する母国を想いながらのものづくりを感じられそうです。