イルカは「声で見る」
海の中は陸上に比べて光が届きにくいため、遠くまで見ることができません。そこでイルカは、キューキューという鳴き声にのせて超音波を出し、物に当たって跳ね返ってくる音をキャッチして、物までの距離や、大きさ、動き方などの情報を得ます。イルカは、海の中の情報を自分の出した「声で見る」ことができるんです!
イルカの出す超音波を聞いてリラックス
そんなイルカたちは、声で人の体内の様子を知ることができるのだとか。たとえば右半身が麻痺している人が海に入ると、イルカは必ず不自由な右側を支えるような位置にまわってきて泳ぐそうです。また自閉症やうつ病の方にはゆっくり近づいて寄り添うなど、精神状態も知ることができるそう。イルカの出す超音波は、人間がリラックスした時にでるアルファ波の増加を促進するという研究結果もあり、音波を受け取ることで緊張がほぐれて、自己治癒力を高めるのではないか、という説もあります。
イルカは超気まぐれ!?
野生のイルカと泳ぐ場合、遊んでくれるかどうかはイルカのご機嫌次第! 機嫌が良いとこちらの泳ぎに付き合ってくるくると回ったり、見えていないところに隠れて驚かせてみたりしてくれますが、遊びに飽きたり眠くなるとササーッといなくなり、引き際も早いそうです(笑)。遊びたい時は遊んで、やりたくないことはやらない。そんなあるがままの純粋な姿を見せてくれるから、人はイルカに癒されるのかもしれません。自分の在り方すら、イルカのように自由で良いんだ、と思えてくれるから不思議です。
この夏イルカと泳ぐために、日々イルカの動画を見てイメトレ中! イルカが泳いでいる姿を見ているだけでも、とっても癒されています。
[参照元:イルカ療法,イルカセラピー,イルカの気持ち,Ocean Spirit Diving Services]
photo by Thinkstock/Getty Images
text by 宮田茉貴子
メーカー、インテリアショップ勤務を経てフリーランスに。カフェ巡りやプリザーブドフラワーアレンジなど、好きなことをして暮らす日々。ただいま心と身体の毒出しを研究中。みやたまデトックスBlog☆