インターバルレクリエーション(以下、インレク)の記事は初めてになります。開催から時期が過ぎていますが雰囲気が伝われば幸いです。インレクについての概要はこちらの記事を参照して下さい。
このプレイアブルカラオケ(以下、プレカラ)というのは、カラオケBOXに楽器を持ち込んで、「カラオケ音源に演奏を加味して歌って楽しんでもらう」という内容のものです。私は基本的には鍵盤弾きなのでキーボードを持ち込んだのですが、ギターやベース等、ミキサーに繋がるものならどんな楽器でも可能だと思われます。
プレカラのアイディアを考えついたのはいつのことだったろうか正確には思い出せないのですが、2,3年程前には頭に浮かんでいたように記憶しています。その時期に機材的に実現可能かどうかを某カラオケBOXに調査に行ったことがありました。まだMAAの設立など考えてもいない段階で、普段やっていた「ニコニコ生放送」の延長線上にあるリアル企画としての位置付けとして捉えていました。演奏付きカラオケが「歌い手にとって楽しいものかどうかを探りたい」という意図だったように思います。弾くに加えて「歌う」という営みが重なることで演じる側に立てる人が増えて、それをより深く楽しめるような機会が創れたら素敵なことだなと考えたわけです。
その後、MAAの設立準備をしていた本年1月に「Pre・プレカラ」とも言うべき企画を打ち、最初の発案からは随分と時間が経過していましたが、ひとまず実際の感触を確かめたくてTwitterで参加募集をかけて開催しました。概ね参加者の感触は悪くなかったようで、こうした企画をMAAの中に位置付けていこうと決めた次第であります。また、1月は乾燥する時期でもあり楽器の他にもアロマ加湿器を持ち込んで「歌いやすさ」にも気を使いつつでしたが、あれもこれもだと荷物が増えるのには閉口してしまいます(苦笑)。今後は必要物を参加者で分担して用意できるようにするのが理想形かもしれません。冬期のカラオケBOXには加湿器を備え付けておくべきだと思うのですが、どうでしょうか。
ともあれ、このような前段があってのMAAインレク(プレカラ)開催へと繋がっていくわけです。Pre・プレカラも今回のプレカラもソフト音源(PC)を採用しました。PCを別に準備する必要もあるので手間がかかる印象。MIDIキーボード+PCでもそれほどの重量にはならない計算でしたが、モノが多いということ自体、持ち運びの負荷がかかりますね。こうした経緯があって、軽量・持ち運び対応オールインワン・エントリーシンセの存在価値を再認識するようになりました。路上ライブではありませんが、それに近いようなことをするわけですからね。
さて、肝心のプレカラ自体のお話を。1月のPre・プレカラ、7月のインレク・プレカラについて横断的に書いてみます。演奏すること自体は慣れているのであまり不安はありませんでしたが、やはりカラオケBOX設備と楽器の接続は一番の不安の種でした。終わってみれば杞憂でしたが、机上シミュレーションと実際の運用とは「異なるのが常」という認識で、トラブル前提で構えているのが私の姿勢です。必然、準備するモノも増えるということですね。
7月のプレカラではEWIという電子管楽器と篠笛が登場。それぞれ独特の楽器ですが、EWIに関しては参加者で試奏もさせて頂けました。それぞれ新鮮な体験が出来たのではないかと思います。EWIは慣れて演奏が楽しくなってくるまではなかなか苦戦しそうという印象を持ちましたが、楽器としてのポテンシャルの高さは強く感じましたね。篠笛はそのイメージ通りの音がします。ヒューマンな雰囲気が出るのは想像通りで、上手になってくると味わい深い音を奏でることができるでしょう。
以上、機材準備・対応カラオケBOX選定、そして何よりも「演奏スキル」の向上がないと成立しない企画ではありますが、取り組む度に完成度は高まっていくものと考えています。何であれ既存の事物に「一工夫」を加えることで新鮮な感覚を生み出していくのがMAAの持ち味だと思っていますので、今後もアイディアを重ねていきながら有意義な時間づくりができるようにしていきたいと考えているところです。
-Pre・プレカラ(加湿器あり)-
-インレク・プレカラ-
-持ち込んだスコア-
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