この記事では本会の中心的行事である文化レクリエーション(文化レク)とインターバルレクリエーション(インレク)について説明をしていきます。

 MAAでは偶数月に公式行事である「文化レクリエーション(以下、文化レク)」を開催しており、基本的に文化芸術に関わる催しに足を運びます。参加時には訪問施設に対して本会が設定したアセスメント(評価のこと。以下、アセス)を行い、集計して公表するというプロセスを踏みます。文化レク参加者の主観を束ねて数値化・言語化することによって、「プロの視点ではなく一般鑑賞者の感覚」を示して未訪問者の判断の補助線として役立ててもらえればという考えが込められています。また、施設側にとっても何らかの運営の参考になる部分もあるのではないかと想定しています。訪問前情報収集(Webサイト・案内資料等)→訪問→鑑賞→アセス→集計・公表というサイクルをもって公式行事と位置付け、本会の社会的組織としての意義を高めていくのと同時に、会員各自の見識・経験が漸次向上する流れとなるはずです。なお、アセス項目については文化レクの開催を重ねながら会員意見を集約しつつブラッシュアップしていくことになるでしょう。 

 一方、インレクは文化レクよりも自由度の高い営みを視野に入れたもので、文化レクの合間に不定期に設定されますが奇数月に固定するものでもありません。社会的注目度の高い行事やイベントに参加したり、観光スポット巡り・散歩・食事・写真撮影・各種見学・学習会・講演会・スポーツ観戦・カラオケなど、幅広く柔軟な内容で開催していく予定です。インレクではアセスを予定しておらず、会員同士が気軽に豊かな時間を共有するということに主眼が置かれています。すでに第1回インレクは終了しており、その内容についても記事化していきます。
 インレクは自由度が高い分、「あれもこれも」とアイディアが浮かんでしまって絞り込みに悩んだりするわけですが、あまり気張らずに構えて回数を重ねていく中で、より魅力的なアイディアも出てくることでしょう。「使い勝手の良い行事」としてMAAの中に確立できたら理想的ではないかと考えております。
 
 以上、ここまで文化レク・インレクについて概要を記しました。先述したように文化レクは偶数月に開催され当面は首都圏での行事が軸になりますが、年に1回程度「首都圏外での文化レク」を設定する予定です。基本的には全国の会員の居住地域から順次選定していくことになります。この場合でも開催地域が変わるだけで文化レクの開催方法に変化はありません。
 必要な手続きは運営部会マター(後述)とする予定です。距離的・日程的制約があって容易に文化レクに参加できないことを想定しながらも本会に所属して頂いている会員に、価値ある機会・時間・交流を生み出せるように不断の努力を重ねていく次第であります。

 上記の「運営部会」についてですが、簡単に説明すると文化レク・インレクの設定や各種手配・予約・広報などの方針を協議する機関として設置しており、4月のMAA設立総会に参加した会員の中から希望制で募ったメンバーで構成されています。運営部会は全てネット会議形式で行われており、活発に意見交換しながら運営内容を決めています。メンバー各々の知見・スキル・思考が投入されており、MAAにそれが還元されていく様子は本会の環境整備の進捗と軌を一にしています。

 長くなりましたが、文化レク・インレクの開催もまだ端緒についたばかりです。MAAの中核行事として回を重ねながら充実度を高め、より洗練し続けていくことになるでしょう。これがやがて優れた営みとして認知され、多くの会員と共に「既知を広げ、未知に触れ、文化と呼吸」できる日が訪れることを念願しつつ、本記事の締めとさせて頂きます。